2024.04.06 James Taylor @東京ガーデンシアター

初版 2024/08/14 21:56

改訂 2024/08/14 21:58

James Taylorについては正直、あまりちゃんと聴きこんだことはなかったのですが、(失礼ながら)最後かもしれないという思いと、発表されたバンドメンバーが凄すぎるのとで俄然興味が沸いたところに友人から誘われたのが決定打となって観に行きました。本当に素晴らしいコンサートで、観に行って良かったと心から思えました!

途中休憩を挟みながら名曲の数々を22曲!たっぷり聴かせてくれました。さすがアコギの名手と言われるだけあって素晴らしい演奏、しかも歌いながらアレを弾けるって凄いなあ、と感動。会場の東京ガーデンシアターの音響の良さと観客のお行儀の良さ(本当に皆さん静かに聴いていた)もあって細かなギターのニュアンスもよく聴き取れたし、曲間でギターを交換するときにシールドケーブルを挿す音とかも聴こえてきました。曲間のMCでも丁寧にその曲にまつわるエピソードやジョークも交えて語ってくれて、人柄の良さがにじみ出ているかのようでした。

そしてバックを固めるバンドメンバーが「All-Star Band」と名付けられていただけあって、とにかく豪華!Dean ParksにSteve Gaddというだけで「これは観なきゃいけないやつ!」と思わせる名前が並んでいます。が、実際の演奏はひたすらサポートに徹した玄人集団という感じで、決して出過ぎた真似はしないながらも決めるところは決める…といういぶし銀の職人技。MCで語られた話によれば今回のこの一夜限りの来日公演がツアーの初演だったようですが、まったくそうとは思えませんでした。ライブの終盤にはJamesの奥様、Kimさんもスペシャルゲストとしてバックグラウンドヴォーカルに参加されていました。

数々の名曲が披露され、アンコールも終わったところで最後にもう1曲、といって紹介されたのは故・小澤征爾氏に捧げる「You Can Close Your Eyes」。奥様は長年小澤氏と仕事をされていた、ということで哀悼の意を表されていました。James&Kim夫妻とバックグラウンドヴォーカルの3人だけでしっとりと歌い上げられたハーモニーが本当に美しかったです。

この人ももう大ベテランですが、チャンスがあればまた何度でも聴きたいと思わされた歌とギターでした。

An Evening With James Taylor & His All-Star Band
2024年4月6日(土)
東京ガーデンシアター

Musicians:
James Taylor (Vocals, Guitar)
Jimmy Johnson (Bass)
Dean Parks (Guitar)
Steve Gadd (Drums)
Kevin Hays (Keyboards)
Andrea Zonn (Vocals, Fiddle)
Kate Markowitz (Vocals)
Dorian Holley (Vocals)
Special Guest:
Caroline "Kim" Smedvig (Vocals)

Setlist:
- 1st Set -
1. Something In The Way She Moves
2. Rainy Day Man
3. That's Why I'm Here
4. Yellow And Rose
5. Anywhere Like Heaven
6. Never Die Young
7. Country Road
8. Sweet Baby Jamnes
9. Handy Man
10. Long Ago And Far Away
11. Sun On The Moon
- 2nd Set -
12. Carolina In My Mind
13. Mexico
14. Steamroller
15. Fire And Rain
16. Up On The Roof
17. Shower The People
18. You've Got a Friend
19. How Sweet It Is (To Be Loved By You)
- Encore -
20. Shed A Little Light
21. Your Smiling Face
22. You Can Close Your Eyes

James Taylor 2024年来日公演告知フライヤー

https://muuseo.com/tanudon81/items/163

いしー

さんじのちち。ロックマおたくなサラリーマン。にわかラグビーファン脱皮中。

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