2023.05.28 Tash Sultana

初版 2023/05/30 22:47

改訂 2023/05/30 22:47

Tash Sultanaもまたメジャーデビューした頃から注目してて、「この人のパフォーマンスはライブで観てこそ」だと思いつつ、未だ見られていなかったアーティストでした。前日のVintage TroubleとこのTash Sultanaを目当てにGreenroom Festivalに臨み、ようやく念願叶ってどちらも観ることができました。しかも、前日に続きTash Sultanaもど真ん中の前から2列目で!!

前日のVintage Troubleが観客を煽りまくって一体感を作り出すのに対し、Tash Sultanaはそのパフォーマンスのあまりの凄さに観客のほうが引き込まれる、というか飲み込まれる感じ。ものすごい才能の塊、天才ですね。圧巻のパフォーマンスにKOされました!

フェスの大トリということですっかり夜も更け、会場のライトアップもいい雰囲気。定刻どおり、BGMに導かれて様々な楽器が並べられたステージに一人でフラッと登場。1曲目は「Big Smoke」。ギターをはじめ全ての楽器を演奏してルーパーを使って重ねていく…という大道芸のようなパフォーマンスをする人ですが、あらゆる楽器の演奏レベルが高すぎて驚愕。もともと「ジミヘンの再来」なんて言われて凄いギターを弾く人という売り出し方をされてましたが、全然それだけじゃない、いやそれどころじゃない!ギター、ベース、ドラム、キーボード、パッド、サックス、トランペット、民族楽器っぽい縦笛など何でも弾きこなし、そして歌も凄かった!いったい何オクターブ出るの?なかでも特にギターソロとハイトーンヴォーカルには痺れました。面白かったのはステージの左右にお立ち台が設置されていたのですが、その足元にもルーパーのスイッチが設置されていて、ステージ上を動き回りながらでもルーパーのon/off操作をしながら演奏していたこと。あとはツアースタッフを連れてきていたからか?音響が断然よかったです。



一人でルーパーで音を重ねて曲をその場で創っていくパフォーマンスから、後半はドラム、ベース、キーボード奏者がステージに登場してバンドをバックに演奏していました。そして最後は一人に戻って「Jungle」で締め。

「この人のパフォーマンスはライブで観てこそ」とは思っていましたが、実際は期待を遥かに上回る圧巻のパフォーマンスでした。前述のようにあらゆる楽器を使いこなし、凄まじい歌を披露し、しかも一挙手一投足に魂がこもりまくり。その場にいた全員が飲み込まれていたはず。スタジオ録音ではどうしてもこの人の魅力は半減してしまうと思います。また来日することがあれば絶対に生で観たい!



Tash Sultana
GREENROOM FESTIVAL

2023年5月28日(日)
横浜赤レンガ倉庫

Setlist:
Intro: Telepathic (Slugs Brim)
01. Big Smoke
02. Mystik
03. Cigarettes
04. Pretty Lady
05. Crop Circles
06. Greed
07. (Reggae Jam)
08. Willow Tree
09. (Fusion Jam)
10. James Dean
11. Jungle
Outro: Nights Over Egypt (The Jones Girls)

さんじのちち。ロックマおたくなサラリーマン。にわかラグビーファン脱皮中。

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