2023.10.18 Tedeschi Trucks Band
初版 2024/01/12 12:52
改訂 2024/01/12 15:00
現代最強のライブバンド(だと信じて疑わない)、Tedeschi Trucks Bandの東京公演初日を観てきました。
実は友人と一緒に3人で10月21日(土)の公演を観に行くつもりでチケットを購入したつもりが、日付を間違ってポチってしまったのがこの日でした。せっかく買ってしまったので新たに2人の知人を巻き込んで私自身は2日とも観たのですが、結果的には1曲たりとも被らない全く違うセットリストだったので、両日とも観られて本当に良かった!と思える素晴らしいライブでした。
この日のライブは最新作の大作「I Am The Moon」の冒頭を飾る「Hear My Dear」からスタート、そのままアルバム曲順どおりに5曲連続で披露してくれました。特に5曲目「Pasaquan」は2人のドラマーが「演奏するのに体力が要る」と言っている(らしい)インストジャムナンバーで、めちゃくちゃ凄い演奏でした。
オリジナル曲ももちろん良いのですが、その日にならないと何が飛び出すかわからないカバー曲の数々もこのバンドのライブならではの魅力です。この日はなんとDerek And The Dominosの「Bell Bottom Blues」が登場!そもそも僕が初めてDerek Trucksというギタリストを観たのはEric Claptonの2006年の来日公演で、Derekを含むバンドDerek And The Dominosナンバーの数々を演奏しまくってくれた時のこと。Derekの加入によって故Duane Allmanによるスライドギターのパートが再現されて最高の演奏を繰り広げてくれたこの時のツアーは計3公演を観に行ったのですが、唯一の心残りがこの「Bell Bottom Blues」が演奏されなかったことだったのです…なので時を経てここでこうしてこの曲が聴けたことに感激!しました。
さらに次の曲はDerekとSusan夫妻のギターバトルが炸裂した「Outside Woman Blues」!クラプトンがらみの曲2連発で完全にノックアウトされました!
個人的にこの日のもう一つのハイライトはDerekの神懸かり的なソロが聴けた「Midnight In Harlem」が聴けたこと!彼らのライブはもう何度も観ていて、この曲はいつでも素晴らしいのですが最近は必ずしも演奏されるわけではないようなので嬉しかったです。そしてやっぱりDerekのスライドギターの音色が一番味わえるのがこの曲だと思います!
さらにさらに、本編最後には「Beck’s Bolero」のカバーまで披露されました!最近のライブのレパートリーになっているとは聞いていたものの、まさかここでいきなり聴けるとは!最高すぎる!!
というわけで初日からこんなに充実した内容でこの先の公演はどうなるの?と思ってしまいましたが、次に観に行った10月21日(土)にはそんなのは杞憂だったことを思い知らされることになります。
Tedeschi Trucks Band
Japan Tour 2023
2023年10月18日(水)
TOKYO DOME CITY HALL
Setlist:
01. Hear My Dear
02. Fall In
03. I Am The Moon
04. Circles 'Round The Sun
05. Pasaquan
06. Just Won't Burn [Susan Tedeschi song]
07. Part Of Me
08. Bell Bottom Blues [Derek And The Dominos cover]
09. Outside Woman Blues [Blind Joe Reynolds / Cream cover]
10. Let Me Get By
11. I Walk On Guilded Splinters [Dr. John cover]
12. Swamp Raga [The Derek Trucks Band song] / Midnight In Harlem
13. I Want More / Beck's Bolero [Jeff Beck cover]
- encore -
14. Soul Sweet Song
15. Made Up Mind