短刀 伯耆国住延秀作 刀身彫 柏木幸治

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#日本美術刀剣保存協会 の広島県支部の理事長だった方の旧蔵品らしい。
注文打ち、すなわちオーダーメード。
ヤフオクで入手。
刀身に梅と不動明王を表す梵字・カーンが彫られている。

以下、出品者の紹介文より引用。

#伯耆国住延秀
本名は前田秀志、昭和3年8月18日生。鳥取県日野郡江府町佐川在住の名匠です。
伯耆国住延秀の刀は切れ味優れることで世界に知られており、特に抜刀の世界では神がかった性能を有する名刀です。

当作刀は特注打ちとなり、その裁断性能には計り知れない期待が寄せられる豪刀となります。

体配は、登録いらずの常寸にして、身幅広く、重ね共にどっぷりとして豪壮無比。姿美しい御刀です。
地鉄はよく詰んだ小板目肌に地沸ついて所々に地景が現れる強い鉄です。
刃文は湾れ刃紋を主体にして大瓦の目が交じり、足がよく入り、刃縁には金線、砂流しがよく絡み、刃中よく働きます。帽子は湾れ込んで先掃きかけ小丸へと返ります。
茎は生。バリッとした銘が切られております。

柏木 幸治
「公益財団法人 日本美術刀剣保存協会」主催の2019年現代刀職展、刀身彫の部にて「寒山賞」受賞、現代を代表する刀身彫刻家の一人
現代刀職展等で、現在も活躍される、数少ない名工!

梅に梵字彫刻、抜けの良い強弱のある見事な彫刻は圧巻!柔らかな印象があり、造形彫刻の神業が施された大変素晴らしい彫刻でございます。

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