Keith Cross & Peter Ross / Bored Civilians

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Keith Cross & Peter Ross / Bored Civilians
UK 1972年 Esoteric Recordings‎–ECLEC 2441 Reissue
#CD
https://www.discogs.com/ja/Keith-Cross-Peter-Ross-Bored-Civilians/release/5776106

「T2」「幻想楽園」で素晴らしい泣きの激しいギターを弾きまくっていた「キース・クロス」が「T2」を脱退後、シンガー・ソング・ライターで友人の「ピーター・ロス」と結成したデュオ・ユニットのアルバム唯一の作品、 1972年作
https://muuseo.com/strange1972/items/778

激しさとメロトロンやオーケストラによる英国的叙情美で押しまくっていた「T2」のサウンドとはかけ離れた英国ブリティッシュ・フォークと言える音

キース・クロスは「T2」時代にもアコースティック・ギターを駆使しクラシカルなロック・アンサンブルも見せていましたがこちらは全編 ブリティッシュ然とした 湿った香り満点のゆるやかなスワンピー・フォーク&フォーク・ロックを展開していて極上のブリティッシュ・フォーク・ロックが聞けます。

一曲目の「The Last Ocean Rider」から名曲度全開の曲!!!
キース・クロスの 多重録音していると思われるアコースティック・ギターの絡みとコーラス・ハーモニーやバックのリズム隊との絡みが紡ぎ合うサウンドなど2人の 作曲能力とデュオとしての魅力と特徴が存分に聴ける曲、

アルバム・タイトルにもなった小品の「Bored Civilians」
サンディ・デニーのフォザリンゲイ時代のカバー曲「Peace in the End」と続いて11分あるアルバム最大の聞きどころ「Story of a Friend」はキャラバンのジミー・ヘイスティングのフルートとジャージーなピアノのアンサンブルとサックスが素晴らしいカンタベリー風な大曲、

「Loving You Takes So Long」はジャズチックなピアノに哀愁漂うメロディとピーター・ロスと思われるヴォーカルにグッと来る好曲・・
「Pastels」と「Bo Radley」は英国の森の中で聞いているようなフォーク曲

ペダル・スティールギターが活躍する「The Dead Salute」
オリジナル・アルバム最終曲の「Fly Home」は「キース・クロス」のアコギに
始まり二人のコーラスとストリングスの響きが非常に美しい抒情的な曲でプログレ・フォーク風でもあります。

幾重にも紡がれた ギター・アンサンブルと繊細な質感と英国の田舎の森の木漏れ日を思わせるしっとりと落ち着いた佇まいが素晴らしくメロディアスで叙緒的なアルバム、
ブリティッシュ・フォークやフォーク・ロック好きに推薦します。

哀愁が漂っているジャケットも◎

評価 9.4

https://www.youtube.com/watch?v=dY-5mKFamiA
The Last Ocean Rider

T2 / It 'll All Work Out In Boomland 幻想楽園
T2 / It 'll All Work Out In Boomland 幻想楽園 UK 1970年 Acme‎–ACLN1010CD Reissue #CD https://www.discogs.com/ja/T2-It-ll-All-Work-Out-In-Boomland/release/2253400 1970年「英Deram」から唯一発表されたアンダー・グラウンド・ブリティッシュ・ ハード・ロックバンドの1970年作品、 英国オルガン・ロック・バンド「Please」やガーヴッツ兄弟のバンド「GUN」に在籍していたドラムの「ピーター・ダントン」が「BULLDOG BREED」のギタリスト「キース・クロス」と作ったバンド「T2」唯一の作品、 泣きのギターを弾きまくる「キース・クロス」に手数の多いドラミングが持ち味の「ピーター・ダントン」そこに多重録音で入ってくるメロトロンやオーケストラによる英国的叙情美が堪能できる。隠れ名盤、 一曲目「In Circles」はハードな「キース・クロス」の激しいギターと手数の多いテクニカルなドラミングを聞かせるピーター・ダントンの持ち味が出ている ハード・ロック・ナンバー 少しサイケ感あり ! 二曲目「J.L.T.」は一転、アコーステック・ギターにメロトロンとピアノが被さって来て英国然とした クラシカル・ロック・アンサンブルが素晴らしい曲、70年代前後の英国のバンドでしか出せない音でしょう~ これは・・ この曲などは 元キングクリムゾンの 「McDonald & Giles」と同じ空間、空気を感じるんですよね、 まあそんな事を思うのは私だけでしょうけど、 三曲目はオリジナル・アナログ盤 A面最後の曲「No More White Horses」 「キース・クロス」のジミ・ヘンぽい激しいギター・ソロで幕を開けます。 中盤からオーケストラも出てきてアコースティック・ギター伴奏による泣きのバラードと共にピアノとブラスの共演そこに7分頃からギター・ソロ・リフがユニゾン!!! 名曲です。 (^^) アルバム・ハイライトはアナログB面全部使っての(約21分)「Morning」 叙情性を前面に押し出したアコースティック・ギターに導かれシンフォニックな面も見せる超大曲ですが3分すぎからは エレクトリック・ギターの独壇場鋭いインター・プレイの連続で聞くものを全然飽きさせません。 ジミ・ヘンドリックスや エリック・クラプトンからの影響も受けているという「キース・クロス」のギター・プレイは圧巻の一言で凄いというしか言葉がありません。 13分過ぎからのオーケストラとハードな絡みも良いし後半のドラミングも凄い !!! この曲はプログレッシヴ・ロックと言っても良いかな・・ 70年代前後のブリティッシュ・サウンドが好きな方には大推薦したいアルバム、 https://muuseo.com/strange1972/items/613 評価 9.7 https://www.youtube.com/watch?v=Yg1i6Y-ybTw T2 - No More White Horses - HD
https://muuseo.com/strange1972/items/778

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    ace

    2019/01/31

    後半の展開ベリグー❗️( ゚д゚)
    軽快なのにマイナー調がいい感じ✨

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    • File

      strange

      2019/02/01

      イイでしょう(^^♪
      かなりマイナーな方たちですけど内容はグッドだと思います。(^^)/

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