煮干しダシに焦がしラード❗~旭川ラーメン『蜂屋』

初版 2023/11/05 22:35

改訂 2024/02/25 08:59

週末、旭川に来ました。仕事でしばらく住んでいたこともあって慣れ親しんだ町です。久しぶりに私の好きな旭川ラーメンの名店『蜂屋』にやって来ました。

旭川「蜂屋」の歴史
(ネットより)戦後の混沌期、初代・加藤 枝直氏は、当時としては珍しい蜂蜜を使ったアイスクリーム店を昭和21年に開業。屋号「蜂屋」は蜂蜜の「蜂」に由来しています。
そして、アイスクリーム店を営業する傍ら、近所の日本蕎麦屋店から「中華そばという食べ物がある」ことを聞きつけました。好奇心が強かった枝直氏は、全くの独学で特徴的な風味を持つラーメンを作り上げ、昭和22年12月8日に、アイスクリーム店「蜂屋」からラーメン店「蜂屋」に生まれ変わりました。
そのラーメンは爆発的な人気を呼び、昭和30年代に入ると「休日には映画を見てから蜂屋でラーメンを食べる」というスタイルが旭川及び周辺町村の「休日の過ごし方」として定着するまでになりました。

以前は三店舗あったのですが、今は三条本店のみになっていました。店の外に順番待ちのお客さんが並んでいて、私も15分くらい待ちました。店内はお世辞にもキレイとは言えず「昭和の雰囲気」がプンプンしますが、それがまた魅力です。

アジの煮干しを使い焦がしラードが入るので、スープは見た目真っ黒に見えることがありますがやっぱり旨い。サッポロラーメンと違い縮れのない細麺で、これが魚だしとよく合うのです。脂のない薄くシナッしたチャーシューも最高。「赤と緑のストライプ」を札幌の街で見掛けると反射的に蜂屋を思い出してしまいます😅。毎週食べたいです。30年以上前、蜂屋にはラーメン(醤油)とチャーシューメン(こちらも醤油)しかありませんでした。今は味噌、塩もありますが、私は醤油一択です。

昔、15時近くの微妙な時間帯にお店に行くと、店員さんたち皆が遅いお昼ごはんとしてラーメンを食べている姿のまま、一斉にこちらを向いて「いらっしゃいませ!」と言われたことを思い出します(笑)。

1990年3月に行ったロンドンで、初めてエドワードグリーンのドーバーを購入しました。以来、ここの靴の虜になりました。質の良いしっとりとしたカーフ、美しい木型、無い物ねだりと分かりながら、この時代のエドワードグリーンの靴を今も追い求めてしまいます。
他に古い靴も修理して履いています。特に戦前の英国靴は素晴らしいと実感しています。

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