『新車年鑑1985年版』より
初版 2020/11/26 20:37
改訂 2020/11/27 12:10
こんにちは。
公開から暫く経過しましたが、本書に掲載された車両たちが登場した1984(昭和59)年当時の様子なども思い出しながら記してみました。
※表紙写真各車雑感
① #東京都交7500形 電車
車体の更新にあたって、前面は窓と行先表示装置を大型化して新しさを強調したデザインとなり、外部塗色も同局のバスと同様のものとなった、何より、冷房の設置は画期的で、接客サービスと共に都電のイメージも大いに向上した。
② #伊豆箱根鉄道5000形 電車
いわゆる旧型国電を出自とする車両ばかりだった大雄山線に、新規製造の上で投入された車両。車体外部塗色は青と白のツートンカラーとなり、冷房を装備。運転台にはワンハンドルマスコンを採用する等、地方私鉄界に新風を吹き込む意欲的な車両となった。
③ #国鉄105系 電車
地方線区向けの通勤形電車として既に存在していた形式だが、財政状況や車両需給を勘案し、主に103系電車からの改造・編入による増備がなされた。前年の715系電車と併せ、国鉄において余剰車両の転用改造が活発化する契機となった車両とも言える。
④ #名鉄8800系 電車
“パノラマカー”のものを更に進化させたハイデッカー構造の前面展望席や、小グループの利用を意識した個室風の区分席が導入された。車体外部塗色の大幅な変更と相まって「新たな特急車両のあり方」を超越する非常に斬新な車両となった。
⑤国鉄トラ45000形貨車改造車「 #しまんと号 」
その構造上、振動や動揺の多い2軸貨車を、敢えて旅客の乗用に提供。簡易な構造の屋根と座席を設置した開放的な造りとしたことで、車窓からの眺望の新たな楽しみ方を創出し、“トロッコ列車”ブームの火付け役となった。
#図書室
#鉄道ピクトリアル
#新車年鑑
当電気鉄道では“魅力ある車両が魅力ある路線を作る”を合言葉に、優等列車用の人気車両から輸送力増強のための実力派車両まで、幅広く積極的に導入しております。
…との宣伝文を錦の御旗に掲げて(笑)少しずつ収集してきた模型鉄道の車両たちや鉄道関連書籍をお目に掛けたく運営しております。
なかでも、模型鉄道の車両たちに関しては、模型の製品としてではなく実物の車両についての様態を記すこととしました。当館をご来訪の皆様に様々な鉄道車両に親しんで頂けるきっかけ作りやお手伝いが出来ましたらば、大変嬉しく思います。
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Railwayfan
2020/11/27105系が出たのもこの頃でしたか〜^_^
学生時代は一番お世話になりました。
今も地元で黄色になってピンピン走ってます。
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Shijo Electric Railway(四条電気鉄道)
2020/11/27 - 編集済みコメントありがとうございます。
常磐緩行線への203系量産車の投入と、奈良線・和歌山線の電化及び可部線の旧型車両の置換えのタイミングが重なったことから、この時期に登場した105系は、103系1000番代の車両からの改造が中心になっていますね。
このため同じ105系でありながら、オリジナルの新規製造車と増備車両とではドアの数が違うという現象が起き(無論、形式の変更や番代区分はされているわけですが)、趣味的な複雑さを持つ電車になりました。
模型の世界とは違って(笑)、現実の世界では地方線区向けの車両のケアは後回しになるものですが、それ故に105系は“長命を誇る国鉄電車”になるかも知れませんね。
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