LOLA LAMBORGHINI LC89 #30 PHILIPPE ALLIOT 6th SPAIN GP 1989

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ローラ・LC89は、ラルースが1989年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーで、ローラの創設者、エリック・ブロードレイ氏が設計しました。エンジンは元フェラーリの技術者であったマウロ・フォルギエリ氏が開発したランボルギーニ3512を搭載しており、LC89は同年のF1マシン中最良のハンドリングを持つマシンの1台として見なされました。なお、LC89は1990年の序盤2レースでも使用されました。

1989年シーズン、ランボルギーニ製V12エンジンを搭載したLC89は第3戦のモナコグランプリでデビューしました。空力特性に優れエンジンも600 bhp (447 kW; 608 PS)の出力を発揮するなど良好なパフォーマンスを示してはいましたが、信頼性には欠けていました。

ドライバーは、フィリップ・アリオー選手とヤニック・ダルマス選手の2台体制で発進しましたが、ダルマスは4戦連続で予選落ちと不振に陥り、チームは休養という形で彼を降板させました。後任として第7戦フランスGPと第8戦イギリスGPではルーキーのエリック・ベルナール選手、第9戦ドイツGP以降はミケーレ・アルボレート選手がそれぞれドライブをしました。最高位はこのモデルの第14戦スペインGPでアリオーが記録した6位で、1ポイントを獲得。これがLC89の獲得した唯一のポイントになりました。5度のF1優勝経験のあるアルボレートでしたが、加入2戦目の第10戦ハンガリーGPで縁石を超えた際に肋骨を骨折、身体コンデションが落ちたため第14戦スペインGPと第16戦オーストラリアGPで予備予選不通過、第15戦日本GPで予選落ちと結果を残せず、短い在籍で翌年からアロウズへと移籍しました。

LC89は改良が施され、LC89Bとして最終戦終了後から1990年開幕までのテストで使用されました。ラルースへの移籍加入が決まり、12月に行われたエストリル合同テストで初めてLC89Bに乗った鈴木亜久里選手は、前シーズンのザクスピードのマシンが不作だったこともあり、LC89への好印象を感じ取っていました。

1990年シーズン、新車の完成までの間、1990年の序盤2戦でも実戦使用され、1990年アメリカグランプリでエリック・ベルナール選手が8位完走、鈴木亜久里選手もリタイヤするまで7位を走行しました。
そして第3戦サンマリノGPからローラ・LC90が投入されました。
(参照ウィキペディア)

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