スバル サンバー 1964 竿竹屋

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初代のサンバーとして3種目の展示になりますが、今回は1964年式になります。

初代モデルはスバル360の開発主任でもある富士重工業の百瀬晋六をチーフエンジニアとして、スバル360の完成直後から開発着手され、1960年(昭和35年)10月の東京モーターショーで発表、翌1961年(昭和36年)2月1日に市販されました。

軽トラックとしては早い時期にキャブオーバーレイアウトを採用したモデルの一つで、このレイアウトの採用では1959年(昭和34年)発表のくろがね・ベビー(かつて存在した自動車メーカー・東急くろがね工業が1960年から1962年まで生産した貨物用軽自動車)の後塵を拝したものの、商業的にはそれをはるかにしのぐ成功を収めました。キャブオーバーレイアウトについては当初から社内で衝突安全性への不安視意見もありましたが、当時のソ連の自動車研究文献に、ボンネット車とキャブオーバー車の事故率比較研究から前方視認性(による事故予防能力)においてキャブオーバーが有利、という研究結果があったことで、積載能力確保のためこの方式を採用しました。

当初はエンジンルームが階段状になり、床面積を十分活用できない低床2方開のみでしたが、すぐに3ドアのライトバン、さらに二段広床式荷台(エンジンルームと面一のパネルをキャビン背後まで張り、高床3方開にした仕様。もともとの低い荷台部分は鍵付ロッカーとなる)など、バリエーションを広げました。(参照ウィキペディア)

今回の竿竹屋仕様ですが、私の子供の頃は、人力のリアカーに物干し竿(竹竿または竹竿に水色のビニールカバーを密着させたもの)を乗せ、「た~けや~♪ さおだけ~♪」って掛け声とともに売り歩いていました。懐かしい!

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