MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX #41 A.AIGNER / K.WICHA ACROPOLICE RALLY OF GREECE 2008 WINNER PWRC/GROUP N

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プロダクションカー世界ラリー選手権(Production car World Rally Championship)は、2002年から2012年まで開催されていた国際自動車連盟(FIA)公認の世界ラリー選手権(WRC)のカテゴリの一つです。略称はPCWRCまたはPWRCで、現在のWRC2の前身になります。

元々はグループNカップというカテゴリでしたが、さほど評価が高くなくドライバーのモチベーションも上がらなくなっていた為、ジュニアラリー選手権(JRC)と共にFIAが世界選手権として決定しPWRCに移行という形で2002年に始まりました。当初はPWRCが世界選手権として成立するかという不安もありましたが、初年度のエントリー台数は20台を超える盛況を見せました。

ラリーに用いる車両は、年間2,500台以上生産された市販車で、FIAの"グループN"公認を取得したものをベースとしており、PWRCでは排気量2,000 cc以上の「N4クラス」で総合優勝が争われました。 このグループNという規定は、市販車をベースとしている点ではWRCのWRカーと同じですが、改造範囲が厳しく制限されています。ロールケージ等の安全対策やサスペンションの交換等、改造を最小限に抑えており、FIAの車両規定で最も市販車に近く、そのためベースとなる市販車のポテンシャルがそのまま影響し、車両そのものの高性能さが要求されました。また参戦車両の種類を増やすために、特例として00年代半ばから年間1,000台以上生産された市販車でも、FIAの公認を取得してベース車とすることができ、さらにLSDの追加やブレーキの強化も可能となるなど、改造範囲が拡大されました。

グループNは高性能四輪駆動車を数多く売れる市場である日本の三菱・スバルが圧倒的に有利で、ほとんどのドライバーが三菱・ランサーエボリューションとスバル・インプレッサを用いました。初期は三菱が28連勝を記録するなど圧倒的な戦績を収めていましたが、スバルが2003年から本格参戦を開始するとスバルの方が一時は優位となりました。また初期には、三菱と資本提携していたマレーシアのプロトンが、ランサーエボリューションⅥをベースとしたパートで参戦し、2002年にチャンピオンを獲得しています。(参照ウィキペディア他)

このモデルは、プロダクションカー世界ラリー選手権(PWRC)の第3戦BP・アルティメイト・アクロポリスラリー(ギリシャ)で優勝したアンドレアス・アイグナー選手の三菱・ランサーエボリューションIXになります。

この年のPWRCでの三菱・ランサーエボリューションIXの連勝記録は、初戦から7連勝となりましたが、最終戦ウェールズ・ラリーGBでスバル・インプレッサWRX STIが一矢を報いました。

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