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Tangier (モロッコ)
タンジェはジブラルタル海峡に面した、モロッコ最北の港町です。
地中海への玄関口にあたる立地から紀元前10世紀にはフェニキア人の植民都市があったと考えられています。その後紀元前2世のポエニ戦争でローマ支配下に入りました。7世紀にウマイヤ朝が成立すると、そのモロッコ地方の首都となります。レコンキスタ全盛の1471年になるとポルトガルが当地を領有することになりますが、1684年にモロッコ王国が奪還します。
掲載の地図はOlfert Dapper作の「Description de L'Afrique」所収のものです。