- Roku Museum
- 7F 西洋古地図_その他の製作者
- Vienne Hohen Markt (オーストリア)
Vienne Hohen Markt (オーストリア)
ウィーンはドナウ川沿いオーストリア最東部に位置する都市で、同国の首都です。
元々はケルト人が居住していましたが、紀元100年頃にローマの統治下に入り、以後ローマの重要な軍事拠点として機能しますが、ローマ帝国の衰退とともに異民族の侵攻を受け町も衰退していきます。中世に入るとドナウ川を利用した水運が発達したことからウィーンも栄え、1155年にオーストリア伯領の首都となり、1221年には都市権が認められるようになります。その後1278年にハプスブルク家領の首都となり、更に15世紀半ば以降ハプスブルク家が神聖ローマ皇帝の地位を世襲するようになり繁栄します。
掲載のホーエンマルクト周辺は、ケルト人居住地以来の歴史のあるウィーンで最も古い地域で、現在でもウィーンの最中心地域となっています。
掲載の地図はJohann Adam Delsenbach作の「Anfang einiger Vorstellungen der vornehmsten Gebäude sowohl innerhalb der Stadt als in den Vorstädten von Wien, wovon mit der Zeit das Abgehende nachfolgen soll」所収のものです。