世界の中心で愛を叫んだけもの / ハーラン・エリスン著 浅倉久志、伊藤典夫訳
1969年刊行 原題 : The Beast that Shouted Love at The Heart of The World 日本では1979年にハヤカワから出版されました。1969年にこの短編集がヒューゴー賞短編小説部門で、これに含まれる「少年と犬」がネビュラ賞中長編部門でそれぞれ受賞しています。 静かに、そして痛烈に社会を批判しています。叫んでるけものはエリスン自身かもしれません。この叫びは50年近く経った今でも響きます。しかし読後には暖かさと爽やかさが残ります。