デジタルノイズ撃滅作戦
初版 2020/06/06 16:00
更新がまた滞ってしまいましたが、この間、熾烈な戦いが繰り広げられていたのです。
先日購入したBluetoothオーディオ受信機。
これはDAコンバーターが搭載されているタイプで、そのままアンプに接続可能でした。
十分実用になる音質ということで、ここでもう一つ、別のBluetooth受信機を買ってみたのです。
今度購入したのはアナログ出力ではなく、デジタル出力タイプの受信機。
これを市販のDAコンバーターにつなげて使用します。
我が家には35年物のDAS-703ESがあるので、これにつなげて音を出してみようというわけです。
ところが、やはりアナログ出力にノイズがガッツリ乗ってしまいました。
CDP-553ESDを繋いでいるときよりも明らかにノイズが多いので、こいつが原因なのは間違いなし。
調べてみると、やっぱり出力信号の電圧が信号規格よりも高かった。
というわけで、即改造です。
これがDAS-703ESのデジタル入力部の波形です。
電圧は規格通り0.5V振幅程度になっていますが、赤丸の部分で波形の乱れがあります。
アナログ出力を見てもこれの影響が見て取れました。
そこで、Bluetooth受信機とDAS-703ESを繋ぐコードをいろいろと変更しながら様子を見ることにしたのです。
こんなのとか、
こんな高そうなコードまで使ってみましたが、全然変わらず。
そこで、物は試しと使ってみたものがこれです。
そう、何の変哲もないただのビデオコード。
以前DVDデッキを購入した際についてきたおまけの三色コードを裂いたもの。
ピンコードとしてはもちろん最安ですが、これを使ってみた結果が次です。
見事に波形の乱れが収まっています。
アナログ出力のノイズも激減していました。
恐らく、安物故に高域特性が悪いため、高い周波数成分のノイズが通ることができずに減衰しているのでしょう。
流石は安定と信頼の付属品コードです。
この後、クランプフィルタ(上の写真でコードについている黒い物体)を取り付けたところ更にノイズを減らすことに成功しました。
実際に聞いてみると、小さく細かな音まで綺麗に出てくれるようになった。…ような気がします。
しかし、Bluetoothオーディオによる不可思議な現象は他にも続いたのです。
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