令和元年の政変

[はじめに]

このページをご覧いただいた方へ、当館へお越しいただきまして誠にありがとうございます。

どこからお話ししたら良いものか、休館が長く続いたため良く分かっていない今日この頃です。

およそ4カ月に渡り、更新を中断しておりましたことについてのご説明と、今後の方針についてご案内出来れば幸いです。(これから｢誰得なんだよ！｣と言われてしまいそうな長文駄文をお見せすることを、あらかじめお詫びします。)

[4カ月の空白期間]

さて、これから｢約4カ月の空白期間｣についてお話ししますが、簡潔に申し上げますと、趣味の方向性を見失ってしまい、一度趣味と距離を置くことで私自身がどうしたいのかをはっきりさせたかったのです。

私の趣味は、1/80スケールの鉄道模型(以下、16番と表記します)が根幹にありました。そして、そのスケールに出来るだけ合わせる形で、ミニカーやプラモデルなどをコレクションしてきました。

しかし、コレクションが増えるにしたがって、16番に満足出来なくなってきてしまいました。それは｢走行｣より｢観賞｣に重きを置くようになったことが原因でした。

今まで軌間(線路幅)についてさほど気にしていませんでしたが、一度気にしてしまうと模型の｢ガニ股｣は私にとって看過できないほど深刻な問題になってしまいました。(16番の場合、軌間を13㎜にすべきところを製品の制約で16.5㎜になっています。もちろん、京急や阪急、京王などはファインスケールです。)

･･･そんなことがありまして、私の中でこの先｢私自身が満足できる鉄道模型｣は出てくるのだろうか、と考えるようになりました。

私の性格上、コレクションの数を増やしたい訳ではなく、とても気に入ったものを近くに置いておきたいという考えなので、多少値が張っても実車に忠実なものを求めるようになりました。

｢自分自身が満足できる鉄道模型とは何か｣という問いに対する答えを出すために、敢えて鉄道模型と距離を取っていました。

その間、中学生の頃まで集めていたミニカーコレクションの整理をしていました。そうしていくうちに、ミニカーへの関心が高まっていきました。

特に、1/43スケールのミニカーは私が幼い頃に集めていたものより精度が格段に向上していました。また、当時の私が欲しくても製品化されていなかったモデルも多く出回っていました。そして、ミューゼオでも多くの方のコレクションを拝見させていただき、いくつも私の心を惹くミニカーがありました。この時、1/43スケールのミニカーを本格的に再開することを決めました。この決定に伴い、鉄道模型を中心とする考え方から、ミニカーを中心としたコレクションに変更することとなりました。

さてさて、ミニカーは1/43スケールを中心とすることになりましたが、鉄道模型はというと、1/45スケールにしました。

鉄道模型の1/45スケールは、OゲージとOJゲージがあります。軌間はそれぞれ32mmと24mmです。私は日本型モデルに適した24mmにしました。価格は16番のおよそ2倍ぐらいですのでなかなか集められませんが、気に入ったものを少しずつ集めていきたいと思います。

[令和元年の政変]

長々と書きましたが、結論は至ってシンプルです。一言で申しますと｢コレクションのスケール変更｣です。

詳細は以下の通りです。

16番ゲージ

→OJゲージ(1/45スケール)

1/87～1/72スケールのミニカー

→1/43スケールのミニカー

1/76～1/72スケールのプラモデル

→1/48～1/43スケールのプラモデル

[今後の方針]

これからは先述の通り、1/43スケールのミニカーコレクションを中心とした展示に切り替えてまいります。

今までコメントを多くいただいておりましたプラモデルは、1/48スケールが中心になります。しかし、1/72スケールの未開封プラモデル(いわゆる積みプラ)が100箱以上ありますので、しばらく二本立てで展示させていただきます。

休止期間中コメントをいただいた多くの方に、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。今、この文章が書けていられるのは、皆様のお陰です。

今後とも、何卒宜しくお願いいたします。

#2019年