プラモデル製作記『バンダイ メカコレクション ドラゴンボール 7巻 亀仙人のワゴン車』 [1話完結]

初版 2019/11/03 22:36

改訂 2019/11/04 23:52

[はじめに]

この度は製作記をご覧いただきありがとうございます。今回はアニメ『ドラゴンボール』に登場する、亀仙人のワゴン車を製作してまいります。

…と言いたいところなのですが、私は一度もこのアニメを観たことがありません。そのため、細かい部分の違い等は全然知りません。そして、この左ハンドルの自動車はどうやら実在しないようなのです。

…と言うわけで、原作にこだわって作るのではなく、私のイメージするワゴン車を創りたいと思います。


[仮組篇]

それでは開封していきます。中を見て最初に気付くことは、色とりどりのランナー部品が入っていて、それが特殊な方法でひとつのランナーにまとまっていることでした。

私自身バンダイのキットは組み立てたことがありませんでしたので、とても新鮮です。

↑パッケージです。

↑袋に入った状態のキットです。

組み立てる前に、ランナーごと中性洗剤で洗い、乾かしている間に説明書を熟読します。今回は一度にすべての部品を切り出しても迷わないようなので、サクッと切り出します。

ここでは、パーツを切り出す時に部品のギリギリでカットしないように気をつけます。深く切りすぎるとパーツがえぐれてしまい、修正が大変になります。

パーツの切り出しとパーティングライン等の修正を済ませたら、もう一度中性洗剤で削りかすや手の脂を洗い流します。

十分に乾いたら、パーツを並べて無くしている部品が無いか確認します。

次に、仮組みをしていきます。このキットは「スナップキット」と呼ばれるタイプのもので、接着剤が無くても完成させることができます。

窓ガラス以外のパーツを組み上げると上の写真のようになります。

↑1/43スケールのミニカーと比べるとこんな感じです。(実車を想定するなら、1/48~1/50スケール位でしょうか。)

仮組で全体の印象を掴みますが、特徴的なウイングは私のイメージに合わないので省略することにしました。また、アンテナは0.5mmの真鍮線に置き換えます。

[塗装篇]

仮組をして異常がなければ塗装していきます。

今回は、「亀仙人のワゴン車」の独特な波打つパネルラインを活かせる塗装にしたいと思います。そこで、散々悩んだ挙げ句に「白い車体・茶色のパネルライン」という結論を出しました。(完成させるまでの過程より、カラーで悩んだ時間の方が長くなってしまいました…)


…そんなこんなで下地塗装です。サーフェイサーはクレオスの1500番を使います。

次に、ホイールをシルバー、車体をホワイトに塗装します。

1週間ほど自然乾燥させて、完全に乾いてから茶色に塗装するところをマスキングします。

最後に調色した茶色をエアブラシで塗装します。

…全体の塗装はこれで終わりですが、ワイパー・窓枠・ライト類は筆で塗装します。(実はこの作業中に手元が狂ってウインカーランプの塗装を大失敗しています…)


[最終組立篇]

それはさておき、いよいよ一番楽しい作業に入ります。スナップキットなので接着剤は要らないのですが、カッチリ組み立てたいのでしっかりと接着します。

組立自体はあっという間に終わります。

やっと完成!

…と思ったのですが、何かが足りないことに気付きます。

その答えは「ナンバープレート」でした。

急遽1/43スケールのミニカーのナンバープレートを採寸し、黄色に塗装して張り付けました。


これでようやく完成です。

[あとがき]

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

今回はバンダイのキットに初めて挑戦しましたが、楽しく組み立てられました。そして、自動車模型としてはユニークな分割ラインはとても興味深かったです。


ところで、バンダイという社名の由来をご存知ですか?

バンダイとは「萬代不易 ばんだいふえき」から来ていて、この言葉には「永遠に変わることがない」という意味があります。創業者の山科直治が、いつの時代でも人の心を満たすおもちゃを作り、途絶えてしまうことのない企業の発展を願って命名したそうです。



さて次回は、戦時中に生まれた国産初の乗り物を作ります。

#入手

#2019年

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OER5200

鉄道模型(1/80スケールのみ)を中心に、ミニカーやプラモデルなどのコレクションをしています。スケールは鉄道模型に合わせる形で、1/87・1/80・1/76・1/72・1/75に限定して集めています。

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    HAL1026

    2019/11/04

    勉強になります✨👍
    ありがとうございますm(._.)m

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      OER5200

      2019/11/04

      HAL1026様
      コメントをありがとうございます!

      私も本で読むまで社名の由来を知りませんでした。社名ひとつとっても、人の想いが伝わってきますね😊

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    sat-2019

    2019/11/04

    こうしたプラモはついつい手を抜きがちで、成形色の上から直接塗装をしてしまいますが、やっぱりサーフェイサーを吹いてから塗装する方が、格段に仕上がりが違いますね😃

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      OER5200

      2019/11/04

      sat-2019様
      コメントをいただき、ありがとうございます!

      そうですね!どうしても1つ工程が増えるのは面倒ですが、下地塗装をすると塗料の食い付きが良くなったり発色が良くなったりしますので、私はいつも下地塗装をしています😊

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    塚原ユズル

    2019/11/04

    カラーリングで随分とイメージが変わりますね〜
    ナイスモデリング😆👍

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      OER5200

      2019/11/04 - 編集済み

      塚原ユズル様コメントをいただき、ありがとうございます!色には随分悩みましたが、そのようにおっしゃって頂けると苦労が報われます😊

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