初めまして。牧野氏の全集かなり古いのが、うちにもありました。高知県史と一緒に父の手元にあったのですが、当時小学生だった私は、その値打ちがわからず、ただただその植物画の美しさに圧倒され、気になるページを破いてポケットに突っ込み、実物見たさに野山を駆け回り、後に父に見つかり大目玉を喰らうと思いきや、そのページのたくさん欠けた図録を、渡してくれました。頑固な父でしたが、自然に野山を駆け回ることだけは許してくれましたね。後にあのような植物画は、ボタニカルアートとなり、たくさんの画家が世に出ることになりましたが、研究者の目が隅々までいきわたった図録のリアリティは今でも孤峰です。今は古生物が主体の絵描きの端くれですが、私の絵にはその影響がまぎれもなくあると私自身は思っています。フォローさせていただきました。

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