ミニカーのブランド(海外編・ABC順)
私が手入力でまとめた一覧です。まだまだ追加します。誤記、欠落などがあると思いますので、転用、転載は避けたほうがよろしいです。私の個人的な評価が入っています。偏っている部分があると思いますので、参考程度にしてください。 完成品ミニカー(航空機、軍用車、艦船、二輪を含む)の主な販売会社名、または、ブランド名です。乗り物以外の完成品、プラモデル、ラジコン、鉄道模型を専門としているブランドは含みません。 ●ブランド毎の特徴を知ろう:いくら精緻で豪華なモデルカーであっても、破損しやすかったり、あるいは、経年変化の速度が速かったりするモデルはコレクションアイテムとして望ましくないのは言うまでもありません。ただ、販売するほうもビジネスなので、うっかり細かいパーツに触ってしまった場合の強度を考慮していない事もありますし、10年、20年先の経年変化を考慮した材料を用いていない事もあります。各ブランドの特徴を知れば、コレクションする時の指標になるかと思います。 ●お国柄があります:ミニカーのブランドで総じて言えますのは、各ブランドの母国ごとに製品の特徴が類似しているということです。いわゆる、お国柄というやつです。例えば、イタリア系のブランドはパッと見た時のデザイン性が高いです。また、要所だけ精密に見せる造形が得意です。反面、じっくり見ると細部の造りに細かい注文を付けたくなるミニカーも多いです。経年変化も多いです。 一方、ドイツ系のブランドは、派手さは控えめながら多くの場合キッチリと造り込まれています。また、多くの場合良質な素材を使っています。経年変化も少ないです。 中国製も侮れないです。日本では到底不可能な製造コストで日本製と同等な品質を持つミニカーをリリースしている国ですが、高品質で値段も安くない逸品も多く見かけるようになりました。元々工芸品分野で伝統的に細かい細工が得意な国ですので、高くても売れる中国製高級ミニカーもこれから多くなってくるものと思います。日本人の私としては、日本のメーカーさん各位にもっと奮起していただきたいと思います。 ●入れ替わりが激しい:ミニカーのブランドは、吸収、合併、買収、統廃合、倒産等々で、ブランドの持ち主がコロコロと変わる場合が多いです。人間世界で例えると、離婚と再婚を繰り返し、苗字は変わるが名前は残るのに似ています。各ブランドは多くの場合「金型」や「データ」を持っています。それは、新しい嫁ぎ先への持参金のようなものです。もちろん、ブランド自体が完全に消滅する場合もあります。 ●ACTION(アメリカ・アクション) 1:24のナスカーが多いです。 ●ALTAYA(フランス・アルタヤ) イクソ系パートワーク製品の販売が多いです。デアゴスティーニやアシェットと異なり、日本国内でパートワーク製品を企画/販売してきた実績はありません。流通量は多く、中古市場ではアルタヤ製をよく見かけます。各パートワークのテーマ設定がおもしろいです。 ●ARMOUR(イタリア) ミニカーのブランド名。航空機モデルが多いです。イタリア系ですが、後にフランクリンミント傘下になりました。その後の動向は調べていません。精密度はさほどではないですが、造りは丁寧なほうだと思います。フランクリンミント傘下になっても使っている金型は同じようです。その為、フランクリンミントのオリジナルモデルと比較すると、造形がフランクリンミントらしくないように思います。 ●ART MODEL(イタリア・アートモデル) M4のブランド。古いフェラーリの1:43モデルが多いです。エッチングパーツを多用して高級感ありますが仕上がりはやや粗めです。 ●AUTOSTRADA(*・オートストラーダ(アウトストラーダ)) 編集中 ●BANG(イタリア・バン) イタリア系のブランドで、製造もイタリア国内で製造されることが多いです。フェラーリのモデルを得意とします。フェラーリ黙認で製造してきた車種も多いですが、最近の車種についてはフェラーリから許諾を得られなかった例もあるらしいです。現時点でどうなっているかは調べていません。 ●BBURAGO(イタリア・ブラーゴ) 日本でも広く出回っているブランド。精密度の低い簡略化した低価格モデルが多いです。デアゴスティーニが発売していた「レ・グランデ・フェラーリ」という縮尺1:24のシリーズもブラーゴ系が製造したようですが、結構なお値段のシリーズでした。それまでブラーゴの低価格モデルしか見たことがなかった私は、「コストをかければ精密モデルも造れるんだな」と感心しました。低価格モデルも車種によっては上出来な車種があります。イタリア車の旧車で縮尺1:24に傑作が多いかなと思います。精密さや価格だけではミニカーの優劣は決まらないという好例と言えましょう。 ●BEST MODEL(イタリア・ベストモデル) イタリア系のミニカーブランドです。ヨーロッパのレーシングカー、スポーツカーのミニチュア化を得意とします。車種の選定が的確です。ミニカーは細部の仕上げが粗めな感じですが、パッと見た目の雰囲気は抜群です。また、要所に手間とコストのかかるパーツ(ワイパーやホイール等)を採用しています。全体にイタリアの製品らしい造りです。 ●BIZARRE(中国) MINIMAXグループのブランド。珍しい車種が多いです。展示ベースも凝っている事が多いです。同じグループのSparkと同様、高さを抑えたクリアケースの採用が多いです。精密度は高いほうです。 ●BOLEY(中国) HOサイズ(1:87)の消防車シリーズなどを発売していましたが、現状はどうなっているか調べていません。他社でOEM販売されている製品も多いです。 ●BOX MODEL(イタリア・ボックスモデル) イタリア系のブランドです。製造もイタリア国内で製造されることが多いです。ベストモデル、バンに比べ、精密度は低いですが、飾って見栄えのするモデルが多いです。 ●BREKINA(ドイツ・ブレキナ) 縮尺 1:87(HO)モデルが多い。この縮尺は鉄道模型のストラクチャー用で用いられますが、ブレキナ製の場合、自動車モデル単体で鑑賞できるモデルが多いです。 ●BUSCH ●CARARAMA(中国) HONGWELLがミニカー製品に付けているブランド名。 ●CORGI(イギリス・コーギー) お子様の利用も考慮されている丈夫な造りのミニカーが多いです。縮尺は色々ですが、縮尺1:36に傑作が多いです。イギリス車のミニカーが多いです。古いコーギーのヘッドライトは「ダイヤモンドカット」タイプのものもあります。キラキラと輝いて見栄えがします。コーギーブランド全体の私の印象ですが、どことなくのんびりした雰囲気が漂い、正当な玩具といった印象があります。 ●DANBURY MINT(アメリカ・ダンバリーミント) 縮尺1:24,1/18,1/16の重厚感ある高級ミニカーを得意とします。中でも、母国アメリカの車種に傑作が多いです。造りはフランクリンミントのモデルに類似しています。価格は安くないです。製造はアジア圏の場合が多いです。 ●DELPRADO(スペイン・デルプラド) パートワーク(分冊百科型シリーズ)を得意としていましたが、日本法人はかなり以前に消滅しています。元々スペインのマドリードに本社があるデルプラド社が母体でした。日本法人は東京都千代田区猿楽町にありました。会社名は「デル・プラド・ジャパン株式会社」でした。現状どのようになっているかは未調査です。 自動車以外にも、飛行機、戦車、フィギュアなどの多くのパートワーク製品を手掛けていました。価格が手ごろな割によく出来ていました。世界の名車、世界のレーシングカー、戦闘機、民間航空機、戦車、戦国武将など、色々なジャンルのシリーズ物を販売していました。 世界の名車シリーズは80種類以上の構成でした。大量に販売されたらしく、2023年時点でも中古品が多く出回っています。残念ながら、経年のため塗装にザラツキが出ている車種が多いです。他の部分は経年変化に耐えている車種が多いです。好ましいのは、タイヤ周りの劣化が少ない個体が多いということです。経年したミニカーは、タイヤとホイール、および、タイヤに接触していた部分の台座が変形、変質する事が多いのですが、世界の名車シリーズではこの現象が少ないです。 近頃(2024時点)では、そこそこの品質で割と安い価格帯のパートワークが少なくなってきました。一車種2000円~4000円前後の価格の品物が多いと思います。またデルプラドのような良心的なブランドが復活してほしいものです。 ●DETAIL CARS(イタリア・ディティールカーズ) CDCというイタリア系の会社のブランドでした。その後権利関係が変わったようで、コーギー(イギリス発祥のブランド)と併記されているパッケージもあります。ブランドの変遷は未調査です。ドアの開くモデルが多いです。精密度は並。塗装品質はあまり良くないです。全体の雰囲気は良いですが、仕上がりに雑さが感じられます。 ●DINKY TOYS(イギリス・ディンキー) 日本のダイヤペットと類似した造りで、お子様向けのサスペンション付きのモデルが多いです。造りが丈夫で使っている材料も良いです。塗装品質も良いです。 Dinky Toysは、イギリスの玩具会社Meccano Ltd.によって1934年から1979年まで製造されたダイキャスト製のミニチュア車両、交通信号、道路標識などのブランド名です12。これらはリバプールのBinns Road工場で作られていました1。Dinky Toysの歴史は、Meccano Ltd.が鉄道模型のアクセサリーとして「Hornby Modelled Miniatures」を発表した1933年に始まります1。1934年には「Meccano Dinky Toys」として初めて紹介され、1935年には「Dinky Toys」としてブランド名が確立されました。Dinky Toysは、車、トラック、航空機、軍用車両、船舶など、さまざまなモデルを製造しており、特に人気がありました。初期のモデルには、MG Magic Midgetをベースにしたスポーツカーや、救急車、トラックなどが含まれていました。Dinky Toysの製品は、他のダイキャスト製品(Corgi、Matchbox、Hot Wheelsなど)よりも早く市場に登場し、その後のミニチュア車両市場に大きな影響を与えました Dinkyのブランドは、1987年にMatchboxによって取得されました。その後、1988年に「Dinky Collection」という新しいシリーズが追加されました。このシリーズは、1950年代と1960年代の車両を1/43スケールで再現したもので、「Models of Yesteryear」シリーズと補完し合う形で展開されました。しかし、MatchboxがTycoに買収された後、Dinkyのブランドは徐々に使用されなくなり、一部のキャスティングは「Models of Yesteryear」としてリリースされました。その後、MattelがMatchboxを買収した際に、Dinkyのブランドは一部のミニチュア車両の底面にロゴとして印刷される程度に留まりました。(sep.2024時点の情報) https://muuseo.com/nariking/items/675 NSU RO 80 DINKY ディンキー | MUUSEO (ミューゼオ) https://muuseo.com/nariking/items/675 五寸法師 ●EAGLE COLLECTIBLES(フランス・イーグル) UNIVERSAL HOBBIESが販売する(していた)ミニカーのブランド名 ●ELIGOR(フランス・エリゴール) フランス系のブランドです。フランス国内で製造されている物が多いです。精密度は高くないですが、センスの良いデザインが魅力です。シトロエンやルノーのミニカーを得意とします。商用車に面白いデザインの物が多いです。 ●ERTL(アメリカ・アーテル) ●EDISON GIOCATTOLI(イタリア・エジソン) 日本ではエジソン、または EG と表記される事が多いようです。GIOCATTOLIとは、イタリア語の「おもちゃ」です。1/43カーモデルの精密度は中の上くらいかなと思います。ミツワモデルが正規販売代理店のモデルが日本でも流通していました。他のルートでも日本に入ってきていると思います。このブランドやミツワモデルが現在どうなっているかは調べていません。 ●FIRST GEAR(アメリカ・ファーストギア) トラック系のモデルが多いです。1/34という、日本ではあまり馴染みのない縮尺のモデルも製造しています。インテリア性に優れます。鮮やかで丁寧な塗装のモデルが多いです。造りは頑丈そうなモデルが多いです。 ●FRANKLIN MINT(アメリカ・フランクリンミント) 自社が企画した色々な工芸品を販売しています。ミニカー関連では1:24のアメリカ車やオートバイモデル等、多彩なジャンルの乗り物を手掛けています。重厚感がある独自の作風が特徴です。お値段は安くないですが、コレクターズアイテムとして根強い人気があります。フランクリンミントの日本法人ですが、かつて日本向けのシリーズ物を色々と販売していました。2024年時点の現状は調べていません。https://franklinmint.com/ The Franklin Mint - Unique Gifts & Collectibles Bringing You The Best in Life - Unique Finds From Around The Globe & Across Time, Hand-Picked Just For You https://franklinmint.com/ ●GREENLIGHT(アメリカ・グリーンライト) 色々な縮尺のミニカーを手掛けています。1/64のアメリカ車に傑作が多いです。 ●GUISVAL(スペイン・ギスバル) ●HACHETTE(フランス・アシェット) 日本国内ではアシェット・コレクションズ・ジャパンが活動していて、フランスの出版社アシェット・リーブルの子会社です。日本独自で企画したパートワーク(分冊百科)が多いです。1:43のミニカーモデルでは、国産名車コレクション、国産名車プレミアムコレクション、懐かしの商用車コレクション等々になります。精密度は価格相応だと思います。定期購読のパートワークでは送料無料のケースが多いので、価格の中には送料相当が含まれていることになります。 ●HERPA ●HONGWELL(中国・ホンウェル) 2023年時点で20年以上続く香港系のメーカー。ドリンクのオマケにもなっていたせいか、一時期1:72サイズのミニカーが日本国内に大量に出回っていましたが、HONGWELL製が特に多かったと思います。最近(2023年時点)は以前ほど出回っていない気がします。コストを抑えながらも精密そうに造るノウハウは卓越していると思います。 ホンウェルの1:43ミニカーの品質は価格相応ですが、中にはコストパフォーマンスに優れた傑作もあります。モデルカーについては、Cararamaブランドで販売している事が多いです。OEM生産も多く手掛けています。 ●HOTWHEELS(アメリカ・ホットウィール) 言わずと知れたアメリカのトミカのようなブランド。実在しない架空のクルマを製品にしているケースも多い。精密な1:64や大きなサイズのモデルカーも手掛けています。一時期フェラーリと提携していましたが、今はどうなっているか調べていません。当時は独占契約を結んだとかで話題になりました。 ●IST MODELS(中国・IST)下記IXO MODELS のブランドの一つ 共産圏の車種が多い。品質は雑なところが少なく良好。日本でのカタカナ読みは不明ですが「イストモデル」と表記される場合が多いです。 ●IXO MODELS(中国・イクソ) 幅広い車種を手掛けています。二輪や軍用車も得意。OEMも多いです。日本国内の新品市場、中古市場で良く見かけるブランド。品質は雑なところが少なく良好。 https://www.ixomodels.com/index.php ●Jouef(フランス・ジョエフ) 元々フランス本拠の企業だったと思いますが、世界の数か所に拠点がありました。2024時点でどうなっているかは未調査です。ブランド名に「Jouef evolution」を使う1/43モデルが多いです。 ●LEADER(フランス/リーダー) エリゴールのブランドのひとつです。フランス車の1:43モデルなど。造りは並。 ●M4 ●MAISTO(中国/アメリカ・マイスト) 発祥や本拠地は調べていません。色々なサイズのミニカーを手掛けています。精密度や価格帯は幅広いです。バイクでは、1:18のハーレーモデルなどを手掛けています。自動車モデルでは、1:18モデルの高価格帯はなかなかの出来栄えです。 ●MAJORETTE(フランス・マジョレット) 日本では、カバヤと提携したトミカサイズのミニカーをスーパーのお菓子コーナーなどで見かけた人も多いと思います。精密度は低いですが、お子様の酷使を考慮した丈夫な製品が多いです。トミカ同様、簡易的なサスペンションが入っている車種が多いです。日本車も多く手掛けています。ダイヤペットサイズくらいのミニカーも少数ですが出回っています。私はトミカサイズのランドクルーザー40系を幾つかコレクションしていますが、今でも稀に新品のランドクルーザー40系を見かけます。ダイキャストの外観に変化がないので、すごく昔の金型デザインをそのまま使い続けているようです。塗装やタイヤパーツは品質が向上しています。https://www.kabaya.co.jp/catalog/majorette/ ●MINICHAMPS(ドイツ・ミニチャンプス) ポールズ・モデル・アート(PMA)のブランド。日本国内の新品市場、中古市場で良く見かけるブランド。品質は雑なところが少なく良好。母国のドイツ車に傑作が多い。1/43,1/18のカーモデルが多い。1/12のオートバイモデルも秀逸。https://www.minichamps.de/ ●MINI RACING(*・ミニレーシング) ●MODEL POWER MINIS 1:87モデルは結構精密 ●NEWRAY(香港・ニューレイ) 色々な縮尺のミニカーを手掛けています。安価な製品が多いです。精密度は価格に比較したら良好だと思います。たまに傑作があります。 ●NOREV(フランス・ノレブ) フランス系のブランドです。日本国内の新品市場、中古市場で良く見かけるブランド。アシェットの国産名車シリーズの一部など、日本のパートワーク(分冊百科形式のシリーズ物)向けにOEM供給している車種もあります。国産名車シリーズはシリーズ物ということもあり価格相応の品質ですが、ノレブがノレブブランドで出している精密品は、かなり良い出来の物が多いです。 ●NOSTALGIE(フランス・ノスタルジー) フランス系の企業 COFRADIS のブランドです。イクソ系を扱うことが多いです。パッケージがNOSTALGIEで中身はイクソ系という例が多いです。ミニカーの世界ではよくあるケースです。実車のOEMに似ています。 ●ONYX(*) レーシングカーが多い。 2000年代初め頃にビテス(VITESSE)傘下のブランドとなる。 ●OXFORD(イギリス系) 編集中 ●POLISTIL(*) ●PREMIUM CLASSIXXS ドイツ系のブランドです。製造国はアジアが多いです。造りは精密なほうで、値段も高額な部類に入ります。ただ、すごく精密というほどではないです。一時期エブロが輸入販売していましたが、2023年時点でどうなっているかは未調査です。 ●PROGETTO K(イタリア・プロゲット カッパ) ●RIETZE(リーツェ) ●RIO(イタリア・リオ) 歴史のあるブランド。古い時代はクラシックカーをスポンジで包み、左右対称の透明プラ容器に入れたモデルが多かったのですが、その後、台座とクリアケースに入れて販売するようになりました。古い時代のクラシックカーは車体底部の構造まで造り込まれた、当時としては精密で本格的な1:43モデルでした。ボンネットが着脱できる車種も多いです。クリアケースに入っているタイプの1:43モデルは、車種ごとに出来、不出来の差が大きいように思います。造りは粗めです。ドアが開閉するタイプが多いです。個人的には、スポンジで包まれていた頃のリオのモデルがお気に入りです。 ●SPARK(中国・スパーク) は、MINIMAXグループのブランド。2023時点ではマカオを本拠としています。高級モデルを多く手掛けています。 ●STARTER(フランス・スターター) Starterは、1980年代に設立されました。設立当初から、精密なミニカーの製造に注力していました。初期の製品は、主に1/43スケールのレジン製モデルカーで、特にクラシックカーやレーシングカーが中心でした。1990年代: 1990年代には、製品ラインナップを拡大し、より多くの車種をモデル化しました。この時期には、品質とディテールにこだわった製品が多く登場しました。近年(2024時点)では、3Dプリンティング技術や新しい素材を取り入れ、さらに精密なモデルカーを製造しています。他のブランドや自動車メーカーとのコラボレーションも行い、限定モデルや特別版をリリースしています。 ●STARLINE MODELS(ドイツ・スターライン) 1:43自動車モデルの精密度は中の上。塗装品質は雑なところが少ないです。経年劣化は少ないほう。 ●SCHABAK(ドイツ・シャバク) 真面目な造り込みで雑なところが少ないです。良い材料を使ってキッチリと丈夫に造り込んでいる製品が多いです。1:43自動車モデルについては、精密度はさほど高くないです。ドイツ系らしいミニカーが多いです。 ●SCHUCO(ドイツ・シュコー) 真面目な造り込みで雑なところが少ないです。良い材料を使ってキッチリと丈夫に造り込んでいる製品が多いです。1:43自動車モデルについては、精密度はさほど高くないです。ドイツ系らしいミニカーが多いです。 ●SIKU(ドイツ・シク) カナ読みが日本国内では統一されていないようです。私は「シク」と呼びますが、ジクとかジークとか呼ばれる場合があります。真面目な造り込みで雑なところが少ないです。良い材料を使ってキッチリと丈夫に造り込んでいる製品が多いです。 ●SOMERVILLE(イギリス・サマービル) 縮尺1/43のホワイトメタル製ミニカーが多いです。手造り部分が多いです。仕上げ品質は上質。価格は高額品の価格帯になります。2023時点でも製造しているかどうかは調べていません。 ●TEKNO(デンマーク・テクノ) ●TOPMODEL(イタリア・トップモデル) https://muuseo.com/nariking/items/676?theme_id=41080 Ferarri 250GT #163 ツールドフランス 1957 TOPMODEL 1/43 トップモデル | MUUSEO (ミューゼオ) https://muuseo.com/nariking/items/676?theme_id=41080 五寸法師 ●TROFEU(ポルトガル・トロフュー) ●TRON(イタリア・トロン) ハンドメイドの少量生産品をリリースしていました。現在も活動しているかどうかは未調査です。価格は安くないです。量産高級品と比べると精密度では劣りますが、ハンドメイド感満載の造りを楽しめます。リアルさ優先らしく、素材の強度と耐久性はさほど考えていない気がします。 ●TRUMPETER(トランぺッター) ●UNIVERSAL HOBBIES (フランス・ユニバーサルホビーズ) 乗用車や重機などのミニチュアブランド。OEM生産も手掛ける。 ●VANGUARDS(イギリス・バンガーズ) カタカナでは「バンガーズ」と表記する場合と「バンガード」と表記する場合があります。元々LLEDO(レド)のブランドでしたが、ある時期からコーギー傘下になりました。その後の変遷は未調査です。イギリスのクラシックカーのうち、第二次世界大戦後から登場してきた車種を数多くミニカーにしています。造形手法はコーギーに類似しています。1/43モデルのミニクーパーは色々なバリエーションがあります。 ●VEREM(フランス・べレム) フランス系のブランドです。フランス国内で製造されている物が多いです。商用車、軍用車、公用車に傑作が多いです。精密度は高くない。 ベレム(Verem)とソリド(Solido)は提携していました。ベレムはソリドの古い金型を使用してミニカーを製造していました。1980年代にソリドがマジョレット(Majorette)に買収された後、ベレムはマジョレットグループの一部となりました。 ●VITESSE(*) 発祥はポルトガルのブランドです。 ●WELLY(中国・ウェリー) 色々なサイズのミニカーをリリースしています。価格は比較的安く、精密度は価格相応。車種によっては上出来でとてもリアルな製品もある。自分が気に入ればコストパフォーマンスは高いと思います。 ●WIKING 縮尺1:87(HO)のモデルが多いです。 ●YATMING(中国・ヤットミン) 人によってはヤトミンと表記する人もいます。1:18モデルのシリーズ名にROAD LEGENDS という呼称を付けている場合が多いです。