SYD BARRETT / THE MADCAP LAUGHS

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SHVL 765
1970, UK HARVEST with EMI logo on label 2nd press

帽子が笑う…不気味に
という日本語直訳タイトルで3割は損しているシドの1st

このアルバム全体を貫く無邪気な毒。は本当に凄い。
作為的には絶対に出来ない歌と演奏。
ただ彼の身体を通って出てきた音。
それ以上でも以下でもない。

ただそこに漂っている音。調子ハズレでリズムもコードもおかしいのに不思議に聴けてしまうポップな音像。

本物の狂人で天才
R.Watersが一生かかっても追いつけない到達できない高い壁。
そりゃそうだ。作為に作為を重ねてフロイドを別の次元にまで引き上げたウォーターズと、無垢のまま放り出された音。

勝負する土俵が違う。
でも結局、ウォーターズはこのソロを超えたくて超えたくて仕方なかったのに捕まえられそうでスッと逃げていくシドの背中を永遠に捕まえられなかったんだろうな…

持たざる者の悲哀と持つものの悲劇。
まぁ、大変だ…

残念ながら我が家のレコはセカンドプレスだけど、音質云々のレコではないのでこれでいいか。と、我慢している。

レコーディングにはウォーターズとギルモアが参加。
2曲ほど、ソフトマシーンがオーバーダブでバックを付けている。基本はヨレ切ったシドのアコギ。

#sydbarret #rogerwaters #softmachine #robertwyatt #MikeRatledge #HughHopper #psychedelicrock #acidfolk #pinkfloyd #hipgnosis
https://youtu.be/q1lAbB-wil4
これにバック付けるの本当に至難の技だったはず(笑)

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