Linda Ronstadt/Linda Ronstadt With Nelson Riddle & His Orchestra / For Sentimental Reasons

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フォー・センティメンタル・リーズンズ/リンダ・ロンシュタット,ザ・ネルソン・リドル・オーケストラ
US盤/美盤1986年発売
CX系「昔の恋~愛した記憶~」テーマ・ソング「フォー・センチメンタル・リーズンズ」他を収録。

本物のジャズ・ヴォーカルアルバム
これは1986年のジャズ3部作のラストを飾るるアルバムだ。
選曲、リンダの歌とも最高。
リンダのジャズ・ヴォーカルもアルバム出すたびに達者になっていると思います。
本物のジャズ・ヴォーカルアルバムでしょうな。
3部作で一番いいアルバムだと思います。

リンダ・ロンシュタットは本当に上手かった
昔の有名女姓ロック歌手が改心?して、金の為にポピュリズムに走ったジャズ・スタンダードシリーズ三部作の最後の一枚。
当時のオーディオ業界では優秀録音の女性ボーカル盤としてつとに有名で多くの評論家にリファレンス盤として使用されていた。
本作に関しては選曲も素晴らしく退屈な曲が一曲も無い。
歌い方も本当にロック歌手だったのか?と思えるほど実に堂に入っていて上手く、洗練されたムードがある。
結構ねっとりとした歌い方なのだが、少々鼻にかかった、それでいてすっきりした美声なのでしつこさがまるで無い。
むしろ色っぽい。スピーカーで聴くと中央にリアルに音像が立ち、口の位置まで正確に分かるので思わずキスしたく
なってしまう。「マイ・ファニー・バレンタイン」と最後の2曲「リトル・ガール・ブルー」「ラウンド・ミッドナイト」
は特に名唱。最初の曲「星に願いを」や2曲目など一度聴くと頭から離れなくなってしまう。

奇跡の歌声が優しく、楽しく。
Linda Ronstadt & The Nelson Riddle Orchestra 第三段が“FOR CENTIMENTAL REASONS”です。
What's New があまりにも有名ですが、このアルバムも、スタンダードナンバーが揃っています。
あの、伸びやかで優しく美しい歌声に一段と深みとやすらぎが増して鳥肌が立つほどです。
そしてスイングのノリも良いですよ。 7曲目の“Am I Blue”などは体が動いてしまいました。
ジャズが好きな方はもちろん、ポップスが好きな方にもお勧めです。

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