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MontBlanc マイスターシュテュック No.149
キング・オヴ・ファウンテンペンといえばモンブランのマイスターシュテュックNo.149のほかにない。
1952年の登場以来、数多の文豪がこれを愛してきた。
天冠のホワイトスターの他は徹底して装飾を廃した無骨なフォルムとは裏腹に、計算され尽くしたバランスは矢張り驚くべきことである。持つ人の数だけ、ペンの数だけ物語がある故か、149への賛否もバラバラになる辺りはもう149そのものが哲学なのかもしれない。
手元の1本はEFのニブを選んだが、頭の中を駆け回る思考を手元に落とし込むのに本当に良い仕事をしてくれている。太過ぎず細過ぎず、滑り過ぎず引っ掛かり過ぎない最高の1本で、やはり書き物をするにはこれでなくてはならない気がする。