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Turnbull&Asser チャーチルドット ボウタイ
Turnbull&Asserのチャーチルドットボウタイは、英国首相ウィンストン=チャーチルが愛用した紺地に白のポルカドットのボウタイの復刻版である。 チャーチルがオーダーしたそのままの美しい生地は厚みがあり上品な印象。ボウタイの形はやや大きめだが、コメディアンのような野暮ったさは無く、親しみやすいチャーチルのイメージのような軽快な印象。 礼装にも普段着にもよく合う品である。
ネクタイ,蝶ネクタイ Turnbull & Asser 13000円蒼樹たけ
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Turnbull&Asser ボウタイ
かの007ジェームズ=ボンドも愛用したTurnbull&Asserのボウタイ。 こちらは結ぶとやや小ぶりな形となり、市販されている安価なボウタイに見られるコメディアンのような野暮ったさがない。まさに洗練された逸品である。 夜間の結婚式など、タキシードを着用する場面を彩ってくれる。
Turnbull & Asser 15000円 2022年蒼樹たけ
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BENSON&CLEGG レジメンタルタイ
金ボタンなどで有名な、英国BENSON&CLEGGのレジメンタルタイ。 レジメンタルタイは本来、連隊旗の意匠を用いて軍隊や学校など所属組織を示すものとして使用されてきた。BENSON&CLEGGではロイヤルワラントホルダーとして、こんにちでも各軍・部隊のレジメンタルタイを供給し続けている。 本品はそうしたレジメンタルタイのうち、英国海軍のタイである。紺地にホワイトエンサインの白と赤のラインが美しい。 3枚目は日本国海上自衛隊幹部学校のタイとの取り合わせ。
ネクタイ,蝶ネクタイ BENSON&CLEGG 10000円蒼樹たけ
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Turnbull & Asser カフリンクス
英国のシャツの代表格Turnbull&Asserのカフリンクス。 シルバーの台に輝くマザーオブパールが艶かしい。何よりも、ボタンに替えて付ける物であるカフリンクスを、敢えてボタンの形にしてしまった辺りに洗練された美意識を感じる。 フォーマルな場面で袖口からちらと覗く姿が最も美しく映えると思う。
カフリンクス Turnbull & Asser 2021年蒼樹たけ
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犬印鞄製作所 道具巻き
帆布鞄で知られる浅草の犬印鞄製作所。その合羽橋店限定の道具巻き。 本来は職人が包丁や大工道具などを持ち運ぶのに使う物だが、同社はこれを便利な文具入れにしてしまった。 レトロな見た目もさることながら、ペン同士が干渉しないので万年筆入れにも最適である。バンドはゴム製なので細いペンから149のような太いものまで対応できるのも嬉しい。
ペンケース 犬印鞄製作所 約5000円蒼樹たけ
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SEIKO PRESAGE SARW035
服部時計店を前身とする日本時計の雄、SEIKOが作り出した伝統的な琺瑯(ホーロー)を素材としたモデル。 琺瑯は戦前の時計の文字盤に使われ、艶やかな白は100年を経た今日も色褪せないという抜群の耐久性を誇る。これは素材となる金属の地に釉薬を吹き付けて焼成することで出来るが、時計の文字盤には凹凸があり、液状の釉薬が溜まってしまい均一な吹き付けが困難という問題があった。それを実現したのは富士琺瑯工業つくば工場の琺瑯職人 横澤満氏の技術によるところが大きい。 本品はそうした琺瑯の地に、精工舎が1896年に発売した初の国産懐中時計「20型タイムキーパー」の文字盤をあしらってしまった。これにブルースティールの針というのだから実に美しく完成されていると思う。 過去と今、そして未来へと続くSEIKOの歴史が詰まった逸品であろう。
腕時計(自動巻) SEIKO 2019年蒼樹たけ
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MontBlanc マイスターシュテュック No.146 プラチナ
149に先立つ1940年代に登場しながら、こんにちまで使われ続けるのは、やはり巨大なる149に対しこちらが実に取り回しよくつくられているからであろう。 精悍なボディの曲線は実に美しく、モンブラン社の秘伝と言われるプレシャスレジンは吸い付くような手触りで、使うほどにいつまでも「あ、いいな」と思わせる魅力がある。 149は金なので、146は銀と決めていたため、こちらはプラチナモデルを、ニブは細かい書き物を考えてやはりEFを選んだ。買ってしばらくは引っ掛かりが強いペン先だったが、この1本でノート10冊に及ぶ講義原稿を書いたことで抜群の書き味に仕上がった。
万年筆 モンブラン 2020年蒼樹たけ
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MontBlanc マイスターシュテュック No.149
キング・オヴ・ファウンテンペンといえばモンブランのマイスターシュテュックNo.149のほかにない。 1952年の登場以来、数多の文豪がこれを愛してきた。 天冠のホワイトスターの他は徹底して装飾を廃した無骨なフォルムとは裏腹に、計算され尽くしたバランスは矢張り驚くべきことである。持つ人の数だけ、ペンの数だけ物語がある故か、149への賛否もバラバラになる辺りはもう149そのものが哲学なのかもしれない。 手元の1本はEFのニブを選んだが、頭の中を駆け回る思考を手元に落とし込むのに本当に良い仕事をしてくれている。太過ぎず細過ぎず、滑り過ぎず引っ掛かり過ぎない最高の1本で、やはり書き物をするにはこれでなくてはならない気がする。
万年筆 モンブラン 2017年蒼樹たけ
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GLOBE-TROTTER オリエントコレクション 21インチトロリーケース
アタッシェと同じグローブトロッター オリエントコレクションの、21インチトロリーケース。 こちらはケースに2本の革バンドが付き、「これぞ旅のトランク」といういでたち。車輪は2つのタイプで転がすには扱いにくいが、グローブトロッターはやはり古式ゆかしく横のハンドルで手持ちしたい。 中は一切の無駄がないため、下着と替えのシャツ、タオルやトラベル用品を詰めて3泊ほどが適切だろうか。驚くのはこれらに加えて詰め方を工夫すれば旅先の土産もスイスイ放り込めてしまう懐の深さにある。 あまりに美しいため持ち出して傷がつくのがためらわれるが、そうした傷も旅の思い出と割り切れば苦ではなかろう。
鞄 グローブトロッター 2021年蒼樹たけ
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GLOBE-TROTTER オリエントコレクション アタッシェ
象が踏んでも壊れないGLOBE-TROTTERのヴァルカン・ファイバー製のアタッシェに、漆を塗り込んだオリエントコレクションの逸品。 表面のまだら模様は作為的ではなく、紙素材の表面に漆が溜まって出来るもので、それが却って唯一無二の味わいを醸し出している。 艶やかな漆色に金の対比は実に美しく、これは銀や真鍮色ではきっとだめで、金こそがふさわしいような気がする。 ビジネスユースもさることながら、簡単な着替え程度の荷物なら1泊程度の旅にもってこいである。元より日本の素材のためか、西洋式のホテルのみならず日本旅館のしつらえに殊の外よく合うのも魅力。
鞄 グローブトロッター 2020年蒼樹たけ