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ドット絵
最初の二枚は、1990年代初期、ワードプロセッサーの外字機能で描いたもの。48x48ドット。
ワープロは知り合いのものだったのですが、空いた時間に使うならば良いということで、触らせてもらっていました。
このような機械を見るのが初めてだったし、テレビゲームで見るドット絵が自分で描けることで、気持ちが盛り上がっていた気がします。
一枚目は、最初に作った外字。かえるです。ドット絵ってどんなものなのかと、たまたまそこにあった図鑑を参考に描いたんじゃなかったかな。
二枚目は、ベティ・ブープ。以前のモノ日記に書いたように、そのころベティ・ブープのアニメーション熱に浮かされていたところからの、火の粉ですね。
https://muuseo.com/maruyama_Mu/diaries/6
当時はこれでドット絵を描くのが面白くなり、二ミリ方眼ノートを買って、枡目を塗りつぶしていろいろ遊んでいました。絵を描いたり、5x5ドットフォント作ったり、白黒での色表現を考えたり。
三枚目はその中の一つ、16x16ドットの赤ちゃん。少ないドットでの“最小限の絵”を描くのが面白くて。
ドットで絵や文字が出来ることがただただ楽しく、思いついたことをとにかくやってみたかった。
これら三枚の絵は、そういうところからのものですね。
白黒のドット絵を少しだけ描いた経験では、
・ドットが少なく色が白と黒しかない中では、直線を描くのは難しい。面として捉えるか曲線を描くほうが表現しやすい。
・ドットが少なく正確に表現できなくても全体の形を近づければ、連想から伝わることがある。
というようなことを思いました。
色がなんでも使えるなら、また制作の考え方も変わってくるのでしょうけれども。でも私はそこまで深入りすることはなく、ドット絵の制作は白黒描画で止まっています。
ちなみに知り合いは、私の作った外字を使うことはありませんでした。まあそうだろうと思いました。
いまでいう絵文字のようなものを作っていれば、使いどころがあって喜ばれたかもですね。
CRASH AND BURN 場外劇場
2022/02/04 - 編集済み近くで見ると全然謎の形状なのに離れてみるとちゃんと認識できるワープロ文字自体が一つのアートですよね。
よく思いつくもんだと当時は感心したものです。
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maruyama
2022/02/06本当にそうですね。
点が並んでいるだけなのに、漢字のはねやはらいがちゃんと表現できていたりするのには、驚きました。
工夫がつまっている感じがしますし、それが何千個も作られた手間を思うと、気が遠くなります。
ワープロ文字を眺めていると、ほんの少し、漢字をドットにする仕事をやりたかったなあ、などと思ったりもします。でも、大変だったでしょうねえ。
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CRASH AND BURN 場外劇場
2022/02/06 - 編集済み同感です、文化的遺産としてどこかに保存してありませんかね。
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maruyama
2022/02/07うーん。聞いたことはないのですが、パソコン黎明期の産物ということで、ワープロなどを集めた博物館のような場所が、これから出来ていくかもしれませんね。
そういうところで、こういうことが語られていってほしいですね。
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