(5)縦長の本-1:豆腐の話

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同じく、縦長の本を展示します。

手に収まりやすく、ページの接着幅が大きくてばらつきにくい、ということから、家の外で立ちながら使う地図やガイドブックなどに向いた形かと思います。

思えば新書も縦長ですが、こういうことが意識されているのかな? どうなのでしょう。

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[豆腐の話]

著 者:篠田統 秋山十三子
出版社:駸々堂出版
発行日:昭和51年6月5日 初版1刷
大きさ:縦17.2cm 横11.1cm

主に

篠田統さんは、とうふの歴史や逸話といった、遠い範囲でのとうふのこと。

秋山十三子さんは、とうふの思い出や料理のことなど、近い範囲でのとうふのこと。

を、書いていらっしゃいます。

私などはつるんと食べてしまうだけなのに、丁寧に気を留めていればこれほどに思うところがあるのですね。

秋山十三子さんの文章が、小気味よくて好きです。

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