犯ちは一度だけ/恵美

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1972年7月25日発売。恵美の2枚目のシングル(恵美に名義変更後では初)。

表題曲「犯ち」と書いて「あやまち」と読ませるところからして情念漏れだしまくりな感じです。
都倉俊一作曲のモロにリンダ調ではありますが、なかなかインパクトのあるジャケに負けず劣らず恵美のアクの強い歌唱が堪能できます。
無骨ながらも非常にカッコいい編曲で、イントロのサイケっぽいギターノイズからの切迫感あるピアノリフが痺れますね。
歌詞は1番2番それぞれ男女目線で、恋人の不貞に対する断罪を叩きつける絶望みたいな内容なんですが、Bメロでコード感が急に明るくなったと思えばスカっぽい裏打ちのカッティングが入ってきたりするのが妙な味わいがあって良いです。
浮気した恋人の枕元で一晩中流してやりたい一曲。

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