SONIC YOUTH / SMART BAR CHICAGO 1985 - Goofin Records GOO016

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ソニックユースの3作目 バッドムーンライジング発売直後のシカゴ スマートバーでのライブレコード。この頃の彼らはようやくニューヨークタイムズ紙にレヴューが掲載され少しづつファンが増え始めた時期でこの年の初めはイギリスを起点としたヨーロッパツアーを行っています。このヨーロッパツアーの後ドラムのバートは脱退、リーラナルドに「ニューヨークで借りれる部屋はない?」と連絡してきたスティーヴシェリーが後任のドラマーとなりました。その直後に彼らはアメリカ国内をツアーして回りますが、そのときのライブの一つがこのシカゴでのライブで4トラックテープで、5つのステレオマイクで録音されています。録音はシカゴアトミックレコードのリッチメニングによるもの。
ソニックユースのテープ保管庫には数千時間分のライブ録音が保管されているらしくその膨大なテープから彼らが基準とする条件を満たす演奏のみをリリースしています。そしてこの音源が現存するマルチトラックとしては一番古いものとしています。
曲はほぼバッドムーンライジングからですが、この後のアルバムEVOLのラスト Expressway To Yr Skull も収録。変則チューニングの楽曲が多いため曲の繋ぎの間が彼らなりに気なっていたらしく、ここではチューニングしながら即興の曲を弾いて次の曲に入っています。
当時アメリカ国内を回ってもホーボーケンですら金曜の夜に25人しか入らないという知名度でしたが、この3年後には”Daydream Nation”という世紀の大傑作アルバムを生み出すのでした。

SONIC YOUTH / SMART BAR CHICAGO 1985 - Goofin Records GOO016 2012release /2021reissue

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