ファコプスはラナで・その後

ファコプス・ラナはファコプス・ラナ・ラナじゃなきゃイヤだ、というようなことをひと月ほど前に書きました。
その後注意して見ていると、どうやらラナ・ラナ（すなわちエルドリジオプス・ラナ）もちらほら見かけるようになってきております。
どこかでまとまった産出でもあったのか、と思っていた矢先、巡回先のオンラインショップで私の好みに90パーセント合致する標本を発見。
これは！　と思ったものの、その後しばらく悩みました。
悩んだのは値段ではなく状態です。
私の好みに合致しない10パーセントとどう折り合いをつけるか、という問題です。

最終的に、その点に関しては目をつぶることにしました。
世に完璧な標本などそうそうあるものではないので。
また、完璧な標本があればあったで、意外とおもしろみがなかったりします。
なぜかといえば、完璧なものというのは静止の状態にあるので、そこからは運動のエネルギー（こちらの心を震わす波動）が放たれることがないのです。

というわけで、買ってしまいましたよ、ファコプス・ラナ・ラナ。

このショップで買うのは久しぶり（前回は2015年）ですが、気持よく取引できました。
ペイパルに制限がかかっていて、解除するのに手間取りましたが、愚痴ひとつこぼさず待ってくれたハイコさん（店主）には感謝あるのみです。