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椎名高志先生直筆色紙 「回るパンドラⅢ」@『パンドラ』

「サンデーGX」2003年4月号の読者懸賞で当選したものです。
実は、これが椎名先生がデビュー以来ファンを続けてきた私が、初めて手にしたサイン物でした。
夢にまで見た椎名先生のサインを初めて手に出来、冗談抜きで当時は震え泣いたものです (^^)

本色紙におけるキャラのタッチは、『極楽』後期から『ミスジパ』・『カナタ』を経て、初期の『絶チル』に至るまでの、非常に安定していた頃合のものになります。

『パンドラ』は、2003年に「サンデーGX」誌に3か月に渡り短期集中連載された作品です。
2002年から「少年サンデー」で連載された『一番湯のカナタ』が、一年を待たずに打切り終了、漫画家として一つの転機を迎えられていた椎名先生でしたが、この『パンドラ』を描く事で、ある意味、クリエイターとしての再生を果たす切欠になりました。
この辺りの先生の心情は、椎名先生御自身が当時のブログで言及されていましたし、同様のコメントがコミックス「(有)椎名大百貨店」内の解説に書かれていますので是非ご参照下さい。

僅か3ヶ月間のみの作品発表…にも拘らず、椎名先生の作品系譜の中で特異点的な位置を占めており、椎名作品史を語る上では極めて重要度の高い作品であると考えます。
(個人的な推測になりますが、この作品が無ければ『絶対可憐チルドレン』も…少なくとも今の様な作品として…生まれなかったかもしれません。)
本色紙は、そんな作品の、しかも正にその執筆当時の直筆物であり、私の所有する椎名先生の原画物の中でも、突出して価値の高いお宝となっています。

なお、この『パンドラ』色紙には5人の当選者が存在します。
色紙の絵柄は全てパンドラ嬢ですが、先生の遊び心から、5枚全てが異なる構図、且つ5枚並べると彼女が【右←→左】に身体を回転する一連の構図となっており、これを指して先生はブログで(冗談めかして)「回るパンドラ」と称されていました。
なので、それを表記作品名として付させていただきました。
(因みに、「Ⅲ」は、本色紙がこの5連色紙の中の三番目たる中央・正面図であった為、便宜上付けました。)