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加藤和恵先生直筆色紙 うさ吉@『ロボとうさ吉』
加藤和恵先生による『ロボとうさ吉』の主役の一人、うさ吉ことムトの直筆イラスト色紙です。 「月刊少年シリウス」(講談社刊)で連載された本作品は、シリウスコミックで5巻まで刊行されました。 この色紙は、第4巻発売時に企画された読者プレゼント品で、これに当選したものです。 コミックの帯に付いた応募券による抽選企画で、当選者枠は100名(募集時の告知)。 とは言え、所謂打ち切り作品だったことを思うと、実際にどの程度の応募があったのだろう?、って思いも無きにしもあらずで…。 実は当方の知人も同作のファンで応募していたのですが、当時、同じご町内在住ながら彼も当選していたのですよね…確率的にゼロじゃないとは言え、そんなこともあってひょっとしたら割と倍率低かったのかなあ、なんて f(^^; (ちなみに彼はもう一人の主役・ロビンの色紙が当たり、私の色紙とでロボうさコンビになってるのが何気に嬉しいです。) 壮大なスペースオペラの世界観で展開する本作は、とても好きな作品でしたので些か急な連載終了は残念でした。 一方、加藤先生はその後に集英社の「ジャンプSQ」にて『青の祓魔師』がヒット…もしも今、同様な企画が実施されても当選出来る予感は全くしません (^^;;;; 色紙を眺めながら、漫画家さんってどんなタイミングでブレイクするのかホント分からないものだなあと感慨深く感じ入る次第。 『青エク』は未だに続いていますが、何時かこちらの作品の続編も描いて欲しいな…(外伝の態で続編となるはずだった『スターゲイザー』も1話掲載されただけで何故か謎の終了しちゃってますし…編集と何があったん?) 一見サクッと描かれた感じのイラストではありますが、実はしっかりとキャラの表情が描き込まれております。 ネット上では何点か該当する企画の当選色紙を見ることができますが、一枚として同じ絵がないのも凄い。 何より私にとっては未だに好きな作品です。 ★は4つで。
サイン色紙 読者懸賞当選品 2006年るかるか
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椎名高志先生直筆色紙 「回るパンドラⅢ」@『パンドラ』
「サンデーGX」2003年4月号の読者懸賞で当選したものです。 実は、これが椎名先生がデビュー以来ファンを続けてきた私が、初めて手にしたサイン物でした。 夢にまで見た椎名先生のサインを初めて手に出来、冗談抜きで当時は震え泣いたものです (^^) 本色紙におけるキャラのタッチは、『極楽』後期から『ミスジパ』・『カナタ』を経て、初期の『絶チル』に至るまでの、非常に安定していた頃合のものになります。 『パンドラ』は、2003年に「サンデーGX」誌に3か月に渡り短期集中連載された作品です。 2002年から「少年サンデー」で連載された『一番湯のカナタ』が、一年を待たずに打切り終了、漫画家として一つの転機を迎えられていた椎名先生でしたが、この『パンドラ』を描く事で、ある意味、クリエイターとしての再生を果たす切欠になりました。 この辺りの先生の心情は、椎名先生御自身が当時のブログで言及されていましたし、同様のコメントがコミックス「(有)椎名大百貨店」内の解説に書かれていますので是非ご参照下さい。 僅か3ヶ月間のみの作品発表…にも拘らず、椎名先生の作品系譜の中で特異点的な位置を占めており、椎名作品史を語る上では極めて重要度の高い作品であると考えます。 (個人的な推測になりますが、この作品が無ければ『絶対可憐チルドレン』も…少なくとも今の様な作品として…生まれなかったかもしれません。) 本色紙は、そんな作品の、しかも正にその執筆当時の直筆物であり、私の所有する椎名先生の原画物の中でも、突出して価値の高いお宝となっています。 なお、この『パンドラ』色紙には5人の当選者が存在します。 色紙の絵柄は全てパンドラ嬢ですが、先生の遊び心から、5枚全てが異なる構図、且つ5枚並べると彼女が【右←→左】に身体を回転する一連の構図となっており、これを指して先生はブログで(冗談めかして)「回るパンドラ」と称されていました。 なので、それを表記作品名として付させていただきました。 (因みに、「Ⅲ」は、本色紙がこの5連色紙の中の三番目たる中央・正面図であった為、便宜上付けました。)
読者懸賞当選品 2003年るかるか