- joyheart_1961 Museum
- 50F 茨城県央海岸Bの石達401~450
- 一部だけ磨いた皮付き黒瑪瑙No430
一部だけ磨いた皮付き黒瑪瑙No430
石の種類 黒瑪瑙
灰青の外皮が付いた黒瑪瑙・・・皮の下はどんな感じなのだろう?
どうも皮の部分は手触りから瑪瑙や玉髄とは違う感じがするので、思い切って一部だけ磨いてみました。
写真1~4が磨いた状態、それ以降は元の状態です。
磨いてみて分かったのですが、やはり皮みたいな部分は玉髄ではありませんでした。
砥石で磨いていると真っ黒な部分とでは、研磨されていくスピードが違いました。
黒瑪瑙の部分は硬いから、なかなか削れません。
そして灰青に見えているのは、実は経年変化して表面のみその色に見えているだけで、本当の色はダークグレーでした。
ダークグレーの石質ですが、どうやら微細質石英のようです。
石英ではありますが粒子が小さいので、よく見ると瑪瑙のように模様が入っています。
黒瑪瑙とは言え、ひとつの石が100%黒瑪瑙で構成されている訳ではないようです。
もちろん割れ具合やサイズ的に100黒瑪瑙や黒碧玉もありますが、大多数の石は色々の成分が混じり合っているのだと思いました。
それにしても原石ではイマイチの見た目をしている黒瑪瑙ですが、磨いた時の黒さは格別の輝きで正に漆黒!って感じです。