スバル３６０誕生の地

うちの地元にはかつて富士重工業伊勢崎製作所がありました。

その第二工場跡地に当時の工場の壁とスバル３６０誕生の地の説明文がモニュメントとして残されています。

数年前に「ノスタルジックヒーロー」と言う旧車雑誌の連載記事で「大貴誠のレディーバードの旅」と言うのがあり、元OSKの大貴誠さんが、愛車のレディーバード（真っ赤なスバル３６０）で日本中を旅して取材するという企画ですが、スバル３６０だけにやはり誕生の地の伊勢崎に来られました。

スバル３６０は、富士重工の百瀬晋六さんが開発責任者となって作られたのですけど、そのデザインを手がけた社外デザイナーの佐々木達三さんと言う人が、三ヶ月に渡って伊勢崎に滞在していたのですが、その滞在していた旅館が昔うちの真ん前にあった「白水楼（はくすいろう）」と言う料亭旅館だったそうで、その白水楼を訪ねていらっしゃったそうです。
ここまで辿り着くにはそうとうのご苦労があったみたいで、何せ昭和３０年代の初め位までしか営業していなかったらしいので旅館の名前すら判らなかったようで、伊勢崎に来てから色々聞いて廻ってやっとうちに辿り着いたそうです。

そのまた数年後に地元のお祭りでスバル３６０のパレードの企画があり、また大貴誠さんと再会する事が出来ました。

その時は全国からスバル３６０が数十台伊勢崎に集合しまして初期型やヤングＳＳまで勢ぞろいで素晴らしかったです。