レインボーサンダー / ザ・クロマニヨンズ

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クロマニヨンズの12枚目。

レコードプレーヤーを手に入れたのが、ちょうどこのアルバムが発売された少し後だったから、まだレコードが残ってないか慌てて探した記憶が。(もう記憶が曖昧だけど)
無事に新品を見つけることができ、購入。

このアルバムは何と言っても「生きる」。
イントロからヤバいし、『黄土色の〜〜』という出だしのヒロトの低音ボーカルもカッコ良すぎる!
Aメロの切羽詰まったボーカルも最高。

“いつか どこか わからないけど
なにかを好きになるかもしれない
その時まで 空っぽでもいいよ”

俺は思春期にブルーハーツを聴いて救われたけど、この曲を聴いて救われた若人もきっといると思う。

あとはマーシーの「ファズトーン」からヒロトの「サンダーボルト」の流れ!
「月の爆撃機」から「1000のバイオリン」の流れに匹敵するくらい好き。
ノスタルジックとも違う、少し遠い夏の風景が鮮やかに描かれていて感動する。

そしてラストの「GIGS(宇宙で一番スゲエ夜)」
マーシーのこんな歌詞が聴けるなんて…
10代に戻ったような興奮。

他にも、ライブで最高に盛り上がった「恋のハイパーメタモルフォーゼ」、マーシーの本気の歌詞に痺れる「ミシシッピ」、単純に燃える「東京フリーザー」、ギターとハーモニカの掛け合いがたまらない「モノレール」と、捨て曲なしの名盤。

『ACE ROCKER』以降のアルバムでは、これが一番好きかも。

改めて思うのは、マーシーが本気出すと名盤になる説。
ヒロトはコンスタントに良い曲を書き続けているけど、マーシーのムラは凄い。はっきり言って打率2割くらい。だからこそマーシーの曲が良かったアルバムは、自動的に名盤になる。
エースロッカー然り。

コンスタントに本気出してほしいなー。

#アナログレコード

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