起こってしまった、カラークラッシュ Jリーグ初期編

初版 2022/11/25 06:36

改訂 2022/11/27 21:45

ワールドカップも開幕して、自分もすっかりサッカーモードになっていますが、今回のワールドカップは赤いユニフォームの国が多いなぁと、開幕セレモニーを見ながら思いました。

そこで今回はサッカーユニフォームに関するマニアックな日記を(笑)。

一応は、サッカーユニフォームのミュージアムのつもりですので(笑)。

サッカーにおいて、ユニフォームの色というものは、かなり重要な部分を占めています。

野球などの攻守がはっきり分かれたスポーツならば、似たようなユニフォームのチーム同士の対戦でもさほど影響は無いのですが、サッカーの場合、目まぐるしく攻守が入れ替わるので、敵·味方の判断はユニフォームの色によって行われます。

ユニフォームの色が似通って、敵·味方の判断がつきにくいことを「カラークラッシュ」と言います。

1993年に開幕したJリーグは、全チーム分のユニフォームをミズノが一括で提供していました。

同じメーカーがサプライヤーだったので、当然カラークラッシュなど起こるはずは無いはずでした…。

しかし、そこは発足したてのリーグ。

いくつかカラークラッシュが起こってしまいました。

今回は、ミズノが一括サプライヤーだった1993〜1996年までのカラークラッシュをご紹介。

すごくマニアックな日記です(笑)。

テレビで分かりづらい、同系色同士の対戦

Jリーグで最初に起こったカラークラッシュは、おそらく1993年の「清水エスパルスVS名古屋グランパス」。

この試合、両チームが着用したのは、いずれも1stユニフォーム(清水=オレンジ、名古屋=赤)。

特に両チームの選手たちからは声が挙がりませんでしたが、テレビ中継で見ると、もうどっちがどっちだか分からないくらいクラッシュしてました(笑)

同年に行われた「清水エスパルスVS鹿島アントラーズ」でも、オレンジVS赤の対戦が見られました(上の写真)

一度しか着られなかった幻の2ndユニフォーム

同じく93年の「ガンバ大阪VS横浜マリノス」。

青を基調とするチーム同士の対戦は、当然ホームのガンバが1st、アウェイのマリノスが2ndユニフォームを着用して行われました。

初披露となったマリノスの2ndユニフォームは、白を基調に両サイドに青と赤を配置して、トリコロールカラーを実現していました(画像はネットから)

少年時代の自分は「マリノスの2nd、めっちゃカッコいいな」と思ったものでした。

しかし、このユニフォーム、見る角度によっては、青一色や赤一色に見えてしまうため、選手たちから「分かりづらい」との声が挙がり、この1試合のみでお蔵入りとなりました(泣)。

どっちの主催試合か分からない

95年に行われた「ベルマーレ平塚VSヴェルディ川崎」。

黄緑の平塚と緑のV川崎の対戦は、何故かホームの平塚が2nd、アウェイのV川崎が1stユニフォームで行われました。

問題となったのは、V川崎の2ndユニフォーム(画像はネットから)。

前年までのスイカユニフォームから、コシノジュンコがデザインしたものに替わりましたが、この2ndユニフォームは黄緑の部分が多過ぎて、平塚戦でカラークラッシュを起こすことが判明。

結果、ユニフォームだけ見てみると、どっちのホームゲームなのか分からない試合となりました(笑)。

もう1試合も、95年。

柏の主催で行われた「柏レイソルVSジェフ市原」の千葉ダービー。

黄色を基調とする両チームの対戦は、市原の2ndユニフォームの黄色の部分が大き過ぎて、両チームとも2ndユニフォームを着用して行われました(画像はネットから)。

翌96年からは、市原の2ndユニフォームが変更され、黄色の面積が減り、柏戦もホームが1st、アウェイが2ndで行われました。

持ってくるユニフォーム、間違えた

95年に行われた「横浜フリューゲルスVSサンフレッチェ広島」。

アウェイでの試合に臨むため、広島はアウェイ用の白い2ndユニフォームを持参して乗り込みました。

しかし、対戦相手のフリューゲルスの1stユニフォームは白基調のもの。

そこで広島は、応援に来ていたサポーターからレプリカユニフォームを借り、ガムテープで背番号を貼り付けて試合に臨みました(笑)。

Jリーグ最大のユニフォーム·ポカ事件です(笑)。

同じチーム内でカラークラッシュ

そして、あまり触れられてませんが、個人的に一番モヤモヤしていたのが、ジュビロ磐田。

こちらはジュビロ磐田の集合写真ですが、水色を基調とするチームのGKユニフォームが水色なのです!

色の濃い·薄いは違うものの、フィールドプレーヤーとGKが同じ色なのは、いかがなものなのか…。(規約にも、GKは他の競技者と区別のつく格好をしなければならないとあります)

磐田がJリーグに加盟した94年から3年間、ユニフォームのモデルチェンジは行われませんでしたので、ずーっとモヤモヤしてました(笑)。

実際に、コーナーキックなどの混戦になると、何処にGKがいるのか分かり辛かったですし…。

他にも、いろいろとユニフォーム問題は起こったと思いますが、覚えている範囲で書いてみました。

1990年代から2000年代前半のサッカーユニフォームと音楽CDを中心に展示
懐かしいと思っていただけると嬉しいです。

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    レイレイ

    2022/11/25 - 編集済み

    スポーツ観戦音痴な私にはとーっても面白い日記でした。
    fさんやっぱりユニフォームの沼人~(拍手)
    覚えているだけでもこんなに…へぇすごい。

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      f31l700smgl

      2022/11/25

      Reireiさん、コメントありがとうございます。
      自分の場合は、サッカーのプレーを観るというよりも、着ているユニフォームを見るという変わった観戦の仕方をしていましたので(笑)。
      今回のワールドカップも、流れの中の引きの映像よりも選手がアップで映った時のユニフォームに目がいってしまいます(笑)。

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  • Ee2cw67n

    だいちゃん

    2022/11/25 - 編集済み

    昔々のクラブチームで白黒縦縞のユニフォームってどこでしたっけ?中学校でサッカーやってた時にレギュラーのユニフォームがそれでした。当時は地味やなって思ってました😁

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      f31l700smgl

      2022/11/25

      だいちゃんさん、コメントありがとうございます。
      白黒のストライプはカッコいいですよね。
      縞模様のユニフォームは、一色塗りのユニフォームよりもカラークラッシュが起こる可能性高いんですが…(笑)。
      Jリーグだと、楽天が買収する前のヴィッセル神戸が白黒でしたね。
      ヨーロッパでも、ユヴェントスやニューカッスルが白黒縦縞使ってます。
      世界最古のクラブと言われる、ノッツ・カウンティも白黒縦縞です。

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    fanta

    2022/11/27 - 編集済み

    ワールドカップ、
    国旗のイメージをユニフォームに…ってチームは多そうですね。でいくと、、国旗に赤ってよく使われてる気がします。

    ブラジル、黄色+グリーン
    アルゼンチン、水色+白のストライプ
    イングランド、白に赤
    って強豪ばかり目が行く😁

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      f31l700smgl

      2022/11/27

      fantaさん、コメントありがとうございます。
      たしかに、代表のユニフォームは国旗のカラーをそのまま使っている国が多いですね。
      クロアチアのチェック柄は、まんま国旗ですね(笑)。
      イタリアや日本、オランダのように、国旗と全く関係ないユニフォームは少数派ですね。
      スェーデンの黄色やアイルランドの緑があると、カラフルで面白かったかもしれませんね。

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