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旧バンダイ シルバー仮面 スタンダードサイズ 当時物
『シルバー仮面』は、日本初のテレビヒーロー、『月光仮面』を世に送り出した宣弘社が、円谷プロ出身のスタッフたちによって設立された日本現代企画の協力を得て製作した特撮テレビシリーズです。実相寺昭雄や佐々木守など、初期円谷作品に深く関わった面々が多く参加し、その為、宣弘社作品というよりも、ウルトラシリーズや『怪奇大作戦』などの一部のエピソードに見られた先鋭的な部分をより強調した感のある作品でしたが、それを強く実感するのが、従来の特撮ヒーローものの概念を打ち破るハードな人間ドラマが展開する第1話~10話までの、通称「等身大編」と呼ばれる作品群です。 この特撮ヒーローものとしてはあまりにも異色で、ヒーロー物らしからぬ「等身大編」のストーリーは、年齢を重ねた今だからこそ理解出来ますが、当時の視聴者である子供たちには受け入れ難かったようで、そうなると当然、視聴率は低迷。そのうえ、当時『シルバー仮面』の裏番組には本家・円谷プロの『ミラーマン』があり、その影響もあって、第11話以降は巨大ヒーロー路線に転身した『シルバー仮面ジャイアント』となり、ドラマ性よりもヒーロー性を強調したものになってしまいます・・・ それでも低迷を脱しきれず番組は半年で終了することとなりますが、『シルバー仮面(等身大編)』の高いドラマ性は今なお多くの特撮ファンを魅了してやみません。 そんなシルバー仮面(等身大)のスタンダードサイズソフビは、当時、『仮面ライダー』のソフビシリーズを展開していた旧バンダイから発売されました。 等身大バージョンなのにカラーリングがジャイアント仮面バージョンになっているという欠点はあるものの(ジャイアント仮面バージョンのスタンダードサイズは別にちゃんとある)、マスク越しに見える口元の感じなどに妙にリアルな雰囲気があり、マスク取れ仕様であることの利点が遺憾なく発揮されたものになっています。コスチュームやブーツも別パーツで仕立てられていて意外と手が込んでいるし、同社の仮面ライダーや中嶋製作所のタイガーマスクといった同時代のヒーロー人形同様、「男児の為のまっすぐなソフビ人形」の趣き深い仕上がりとなっています。 #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面dape_man
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旧バンダイ チグリス星人 スタンダードサイズ 当時物
光子ロケットの設計図を奪わんと春日研究所を襲撃し、主人公・春日五兄妹(光一・光二・ひとみ・光三・はるか)の父親・春日博士を殺害した宇宙人、チグリス星人。 ヌメヌメとした体表の質感とチーターを思わせる斑紋、そして、せむし男のような独特なフォルム・・・ この宇宙人のデザインはウルトラシリーズの怪獣デザインなどでもお馴染みの池谷仙克氏によるもので、光子ロケット設計図の秘密を握る春日五兄妹を執拗に付け狙う、この宇宙人の陰湿な暗殺者イメージに相応しい好デザインでした。 そんなチグリス星人のソフビ人形は、本来は着ぐるみにはないはずの角を付けてしまった、という致命的なミスを犯しているのが残念ですが、どこか「パチモン臭」がそこはかとなく漂ってしまうこの人形にも、これはこれで捨て難い魅力があります(笑) #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第1話「ふるさとは地球」dape_man
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旧バンダイ キルギス星人 スタンダードサイズ 当時物
初期の『シルバー仮面』(第1話~10話)では、主人公・春日兄妹たちが亡き父・春日博士の開発した光子ロケットの秘密を探るべく各地を彷徨うという、ロードムービー的展開が見られます。行く先々で兄妹たちは光子ロケットの秘密を狙う宇宙人の襲撃にたびたび遭い、それゆえに戦いに巻き込まれることを恐れる人々に疎まれ、迫害されたりもする... このように初期『シルバー仮面』におけるドラマは、単純に対宇宙人ばかりではなく、人間の無理解や悪意といった負の感情をも抉り出しているのが大きな特徴です。 キルギス星人が登場する第2話「地球人は宇宙の敵」は、そんな初期を代表するエピソードです。 このドラマ内でキルギス星人が発する「地球人同士が信頼し合えないのに、宇宙人が地球人を信頼する事はできない」という言葉は、観ている我々の心にグサリと突き刺さるものがあり、“守る側”と“守られる側”の信頼関係が前提にあるはずのヒーロー番組において、掟破りともいえる疑問を投げ掛けています。 この回の演出を担当した実相寺昭雄監督は、第1次怪獣ブーム期の『ウルトラセブン』において金城哲夫氏と組んだ「狙われた街」という、あまりにも有名なエピソードを生み出していますが、これに登場するメトロン星人は、直接的な攻撃による侵略ではなく、理性を失わせる赤い結晶体により、地球人同士の信頼関係を壊そうと企てました。 しかし、『ウルトラセブン』より僅か4年後、実相寺監督が盟友・佐々木守氏と組んだ第2次怪獣ブーム期の『シルバー仮面』では、キルギス星人の目に映る地球人の姿は既に「お互いを信頼しないもの」と描写されてしまっています。当然、これは「狙われた街」のラストで語られた、「でも、ご安心下さい。このお話は遠い遠い未来の物語なのです。え?何故って?、我々人類は今宇宙人に狙われる程お互いを信頼してはいませんから...」という有名なナレーションを意識していると思うのですが、実はこのナレーション、金城氏の脚本には無く、佐々木守氏が書いたとも、実相寺監督が自ら書き加えたともいわれています。そう考えると「地球人は宇宙の敵」は、実相寺・佐々木コンビによる「狙われた街」の“その後”みたいな位置付けにあるのかも知れません。 さて、話が長くなりましたが、キルギス星人。 頭の両側から飛び出た、二つの電球のような目玉。口なのか何なのか判然としない、顔の真ん中にある穴のような器官。 名怪獣デザイナー、池谷仙克氏が手掛けた『シルバー仮面』に登場する宇宙人たちはどれも傑作揃いですが、特にこのキルギス星人のインパクトと芸術性を併せ持った完成度の高さはシリーズ随一といっていいでしょう。 そんなキルギス星人を当時、ソフビ化したのが、この旧バンダイのスタンダードサイズです。 かなりデフォルメされていますが、着ぐるみの雰囲気をよく捉えた造形であり、また、ちゃんと着ぐるみに近い、抑えた色彩で塗装されていて、劇中の雰囲気を楽しめるソフビ人形に仕上がっています。 #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第2話「地球人は宇宙の敵」dape_man
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旧バンダイ シャイン星人 スタンダードサイズ 当時物
人間を氷漬けに出来る冷凍光線を武器に、春日五兄妹に迫る氷宇宙人、シャイン星人。 他の等身大編宇宙人同様、抽象的でアーティスティックなデザインですが、この宇宙人は全身が鉱物の集合体、それでいて、どことなくサイクロプス的というところが斬新でしたね。 シルバー仮面に弱点の火を押し当てられ、火花を噴き上げながら断末魔の最期を迎えた場面が印象的でした。 この旧バンダイのソフビは、着ぐるみのように角がアシンメトリーになっていないとか微妙な違いこそありますが、星人の雰囲気を上手く捉えていて、なかなか良く出来たソフビ人形に仕上がっていると思います。 #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第3話「父は炎の中に」dape_man
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旧バンダイ ピューマ星人 スタンダードサイズ 当時物
ピューマ星人が登場する第4話「はてしなき旅」。 これもまた初期『シルバー仮面』らしいというか、非常に重く、個人的には『シルバー仮面』のベストに挙げたいエピソードです。 亡き父、春日博士の開発した光子ロケットの秘密を解明すべく各地を彷徨う春日五兄妹たちは、博士が最も信頼していた後輩にして良き協力者だった湯浅博士の元を訪ねます。妻や一人娘・京子と共に、兄妹たちを暖かく迎える湯浅博士。しかし、兄妹たちを付け狙う宇宙人の魔の手は此処にも及んでいました。春日博士と同じO型の血液を持つ人間だけを転送することが出来る電送移動装置を湯浅家のテレビに仕掛けた、ピューマ星人の恐るべき「血の罠」。しかし、電送移動装置によって兄妹たちの身代わりとなって誘拐されたのは、偶然にもO型の血液を持つ湯浅博士の娘・京子でした・・・ 光子ロケットの秘密を持つがゆえに宇宙人からの執拗な襲撃に遭う春日兄妹と、彼らに関わったがゆえに宇宙人に娘をさらわれてしまう湯浅博士夫妻。結局、兄妹の中で唯一O型の血液を持つ次女・はるかが囮になることでピューマ星人のアジトを突き止め、京子の救出と星人撃破には成功するのですが・・・、兄妹たちは心変わりした博士から今後一切の協力を拒絶されてしまうという、救いのない終わり方が観る者の心にグサリと突き刺さります。宇宙人の卑劣な罠によって、期せずして剥がれてしまった偽善者の仮面。初期『シルバー仮面』らしいというか、市川森一節炸裂というか、何ともやり切れなさだけが残るエピソードでした。 さて、ピューマ星人。 毛を毟り取られたニワトリのような容姿に、骨が浮き上がっている不気味な体表。池谷仙克氏が手掛けた初期『シルバー仮面』の宇宙人たちは、モチーフが判然としない、アーティスティックで抽象的なデザインのものが多かったのですが、このピューマ星人は第1話のチグリス星人と並んで、生物の生々しさが感じられるデザインになっています。同じ池谷デザインの『ウルトラセブン』登場のペロリンガ星人からの、鳥面人身の流れが感じられるのも興味深いところです。 そんなピューマ星人の、旧バンダイ当時物のソフビ。 着ぐるみよりも首が短くなっていて、全体的に寸詰まりに感じられるのがちょっと残念なところですが、星人の雰囲気はなかなか上手く表現されているのではないでしょうか。赤味の強い茶色の成型色がまた妙にハマっていて、このソフビ人形の、人体解剖図的な不気味さに一層拍車をかけています。 顧みられることの少ないソフビ人形ですが、じっくりと見れば見るほどに感じられるこの佇まい、存在感はなかなかのものだと思います。 旧バンダイから発売された『シルバー仮面』等身大編の無法星人はチグリス、キルギス、シャイン、ピューマの4体だけでしたが、こうしてソフビ人形になった星人たちにはどれも「味」があってイイですね。4体しか発売されなかったのが本当に残念です。ジュリー星人とかあったらきっと傑作になっただろうなぁ... #シルバー仮面 #旧バンダイ #宣弘社 #ソフビ
旧バンダイ スタンダードサイズ シルバー仮面 第4話「はてしなき旅」dape_man
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アーク フンドー星人 スタンダードサイズ 当時物
フンドー星人が登場する第23話「東京を砂漠にしろ!!」は、始めのうちこそ特撮ヒーローものの定番ともいうべきスポ根特訓エピソードのような感じで進行していくのですが、なにしろ市川森一脚本回だけにそうすんなりとはいきません。強豪宇宙人と思われた星人は実は自爆テロ要員でもあり、首を切り落とされると同時にミサイル誘導電波が発信され、宇宙に控えている宇宙船から打ち込まれたミサイルで周囲を巻き込んで大爆発を巻き起こす、という仕掛けになっていました。最終的にはもちろんジャイアント仮面と春日兄妹たちの連係プレーでミサイルを迎撃、星人の罠を打ち砕いてハッピーエンドとはなりますが・・・、そこに行くまでの一筋縄ではいかないストーリー展開はまさに市川作品の真骨頂。敵を倒したと思ったらその後に更なる罠が待っていた・・・、というシチュエーションは、同じ市川作品の『帰ってきたウルトラマン』の傑作、「悪魔と天使の間に・・・」を思わせるところがあって実に興味深かったです。 さて、アークのフンドー星人。このソフビは『シルバー仮面ジャイアント』の本放映の頃ではなく、1970年代末期の第三次怪獣ブームの頃に発売されたものです。 このアークは合金玩具「アークロン」のブランドでも有名な玩具メーカーですが、以前はマルサンやブルマァクで数多くの怪獣ソフビを世に送り出してきた鐏(いしづき)三郎氏がブルマァク倒産後に新たに立ち上げた会社、と書籍類等でも紹介されていました。しかし最近ではブルマァク時代から既にあった会社とも言われていて、ちょっと謎の多い会社です。それはともかく、このアークが『シルバー仮面ジャイアント』『アイアンキング』の怪獣・宇宙人をスタンダードサイズで新規に造形、“アイアンキングの怪獣シリーズ”として六体リリースしたうちの一体がこのフンドー星人です。(マルサンやブルマァクで主力だったウルトラシリーズの版権がキングザウルスシリーズのポピーに許諾されていた為、やむなく『シルバー仮面ジャイアント』『アイアンキング』の怪獣・宇宙人となったようです。この他にもアークは、オレンジとの共同企画で『流星人間ゾーン』の恐獣六体をスタンダードサイズで発売しました) フンドー星人のキモともいうべき両手の分銅がオミットされた状態でソフビ化されていますが、シャープで引き締まったフォルム、丁寧なディティーリングにブルマァク後期からの流れが感じられます。それでいて悪たれ小僧のような、どこか憎めない表情の絶妙なデフォルメ具合・・・、このバランス感覚とセンスは、やはりブルマァク時代からの名原型師の仕事でしょうか。 山吹色の成型色に濃いグリーン、メタリックパープルと、カラーリングにも独特の感性が光っていて、なかなかに存在感のあるソフビ人形です。 #シルバー仮面 #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ
アーク スタンダードサイズ シルバー仮面ジャイアント 第23話「東京を砂漠にしろ!!」dape_man
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アーク アクリオン星人 スタンダードサイズ 当時物
主食である鉄を喰い荒らした挙句の果てに自星の鉄を枯渇させてしまったことから、地球の鉄を狙ってやって来た宇宙の無頼者、アクリオン星人。 触覚から発射されるアクリオン光線と口から吐くアクリオン放射能でジャイアント仮面を苦しめた強敵でしたが、鉄をさんざん喰って満腹になるとその場でゴロンと横になってしまうなど、どこか憎めないところがある宇宙人でしたね。 長い触角にカラフルな紋様の入った翅を持つ、鉄を喰らう宇宙人には不釣り合いとも思える昆虫モチーフのデザインですが、よく見ると口吻が金属状になっていたりと、さりげない芸の細かさを感じる部分もあって、個人的にも好きな宇宙人です。 名目上のデザイナーは池谷仙克氏ですが、実際には氏の助手がヒントだけ与えられて描いたものだそうで、それだけに、どことなく『帰ってきたウルトラマン』のキングマイマイのパチモン、といった趣きがあったのも、この宇宙人の隠れた味わいになっていたように思います。 そんなアクリオン星人の、アーク製スタンダードサイズソフビ。 ブルマァク後期からの流れを感じる端正な造形美のソフビですが、それでいてマルブルの流れとはやや異なる感性の色彩設計に、アークならではとしか言い様が無い、独特の雰囲気が出てます。特に背面の、イエローのスポット吹きがたまらなく魅力的です。 #シルバー仮面 #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ
アーク スタンダードサイズ シルバー仮面ジャイアント 第25話「輝け!!シルバーレインボー」dape_man
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アーク ワイリー星人 スタンダードサイズ 当時物
シルバー仮面最後の敵、ワイリー星人は、地球と友好を結ぶ為にはるばるやって来たアンドロメダ星人の母子の命を狙う凶悪な宇宙人です。 鋭い一本角に頑強なボディ。どちらかというと宇宙人というよりも怪獣といったほうがしっくりきそうな感じですが、それもそのはず、実はこのワイリー星人の頭部は、『帰ってきたウルトラマン』の名獣・グドンの頭部の型を流用したもので作られており、そういった意味ではまさにグドンの亜流ともいうべき存在です。その怪獣然とした雰囲気も、どうりで納得出来ますね。 デザイナーと着ぐるみ製作者が同じとはいえ(デザインに関しては、池谷仙克氏の弟子が手掛けた可能性がありますが・・・)、制作会社が異なる番組でよくそんなことが出来たなぁ、と思いますが、これも円谷プロと縁の深いスタッフが数多く参加していた『シルバー仮面』ならではのエピソードといえますね。 そんなワイリー星人の、アーク製スタンダードサイズソフビ。 やはりブルマァク後期からの流れを感じる細身でシャープな造形のソフビですが、それに昭和の怪獣ソフビでは珍しい、黒い成型色がバッチリとハマっていて、本編以上に“殺し屋宇宙人”らしい雰囲気が感じられるソフビです。 アーティスティックな雰囲気すら漂う等身大編の宇宙人に比べると、一段評価が下がるジャイアント仮面編の宇宙人ですが、ソフビ人形になったこの連中には独特の存在感があってイイですね。たった三体しか作られなかったのが本当に残念です。 #シルバー仮面 #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ
アーク スタンダードサイズ シルバー仮面ジャイアント 第26話「アンドロメダ2001」dape_man
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ケイブンシャ 原色怪獣怪人大百科 当時物
発行日 昭和47年1月20日 第三版 発行所 株式会社 勁文社 ケイブンシャが昭和46年(1971年)末に発売した、「原色怪獣怪人大百科」です。 昭和29年の国産怪獣映画第1号『ゴジラ』から、昭和46年末当時での最新作『ミラーマン』まで、映画やテレビに登場した怪獣・怪人370匹を八つ折りにされたA3判の紙面に収録した、非常に珍しいタイプの怪獣図鑑です。当時、爆発的に大ヒットした商品なので、お持ちになっていた方も多いのではないでしょうか?(私の実家にも親戚のおばさんに買ってもらった当時のものが残っていますが、バラバラ、ボロボロになってしまって、もはや原型を留めていません。笑) ゴジラ・ウルトラマン・仮面ライダー・スペクトルマン、日本を代表する怪獣&ヒーローがコラージュされた箱の中には折りたたみ形式の紙面がA~Xまで全部で24枚と、付属の人気怪獣怪人出身地図(裏面には宇宙猿人ゴリやショッカーの秘密基地などが掲載)、そして、索引用の冊子が入っています。一枚の紙面につき裏表両面で16体の怪獣・怪人・ヒーローを収録(一部紙面では、ヒーローに大きくスペースを割いている場合も有り)、それぞれ身体データや足形、登場エピソードのサブタイトルや放映日が記載されている訳ですが、それをメジャー、マイナーの区別なく、単に50音順で並べた姿勢がどことなくアカデミックな香りが漂っていて良かったですね。 #ケイブンシャ #勁文社 #ゴジラ #ウルトラマン #仮面ライダー #スペクトルマン #ミラーマン #東宝 #円谷プロ #東映 #ピー・プロ #怪獣 #怪人
勁文社(ケイブンシャ)dape_man
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ケイブンシャ 続・原色怪獣怪人大百科(第2巻) 当時物
発行日 昭和48年2月10日 第3版 発行所 株式会社 勁文社 「原色怪獣怪人大百科」の大ヒットを受け、翌年刊行された「続・原色怪獣怪人大百科(第2巻)」です。 「原色怪獣怪人大百科」の第2巻といえば、次にご紹介する黄色の箱というイメージなのですが(私も子供の頃に持っていたのは黄色の箱のほうでした)、実はこの「続」が付いたピンクの箱が初期タイプで、あまり見かけません。 折りたたみ形式の紙面がA~Xまで全部で24枚というのは第1巻と同じですが、50音順で収録されていたものがこちらでは作品ごとの収録となり、前作とはだいぶ雰囲気が変わりました。(個人的には、自分が物心つく前の映画やテレビ番組の怪獣がたくさん収録されていた第1巻のほうが好きですが、当時リアルタイムで観ていた番組がズラリと掲載されたこの第2巻のほうにも結構思い入れがあるんですよね~) また、前年にスタートした『仮面ライダー』の大ヒットにより派生した『快傑ライオン丸』『超人バロム・1』『人造人間キカイダー』といった等身大ヒーロー番組の怪人がかなり目立つようになったのも大きな特徴で、他にも『デビルマン』『アストロガンガー』『科学忍者隊ガッチャマン』といったアニメヒーローも収録されています。 収録点数はグッと増えて440匹。第1巻が昭和29年~昭和46年までの怪獣・怪人で370匹でしたから、昭和47年一年間でこの数字というのは凄いですね。いかに当時、子供向けヒーロー番組が多かったかを物語っています。 付属は当時大ブームのジャイアントパンダのポスター、そして、索引用の冊子。「原色怪獣怪人大百科」で「何故にパンダ?」というのは当時からの疑問でしたが(笑)、今となってはこのミスマッチも面白いと思います。(そういえば『ウルトラマンA』でもパンダのエピソードがあったり、『ジャンボーグA』ではズバリ、パンダをモチーフにした「デスコングキング」という怪獣がいましたね~) #ケイブンシャ #勁文社 #仮面ライダー #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #人造人間キカイダー #ミラーマン #快傑ライオン丸 #ジャイアントパンダ #東映 #円谷プロ #ピー・プロ #怪獣 #怪人
勁文社(ケイブンシャ)dape_man
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ケイブンシャ 原色怪獣怪人大百科 第2巻 当時物
発行日 昭和48年2月10日 第3版 発行所 株式会社 勁文社 こちらがタイトルから「続」が外れた、「原色怪獣怪人大百科」第2巻の黄箱バージョンです。珍しいのは前項で紹介した初期タイプのピンク箱バージョンのほうですが、「原色怪獣怪人大百科」の第2巻といえばやはり、こちらのバージョンの印象が強いですね。私も子供の頃に持っていたのはこちらのほうでした。 中身はピンク箱バージョンと全く同じです。 #ケイブンシャ #勁文社 #仮面ライダー #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #人造人間キカイダー #ミラーマン #快傑ライオン丸 #ジャイアントパンダ #東映 #円谷プロ #ピー・プロ #怪獣 #怪人
勁文社(ケイブンシャ)dape_man
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ケイブンシャ 原色怪獣怪人大百科 第3巻 当時物
発行日 昭和48年12月10日 第1版 発行所 株式会社 勁文社 昭和48年に発売された、「原色怪獣怪人大百科」の第3巻です。 折りたたみ形式の紙面がA~Xまで全部で24枚というのは第1巻・第2巻と同じですが(他に索引用の折りたたみ紙面が1枚有り)、収録点数は更に増加し、その数505匹!しかも前作のようなアニメ作品の掲載は無しで、この年に登場した実写特撮の怪獣・怪人のみです。掲載順は作品ごとから再び第1巻のように50音順へと戻っていますが、1枚当たりの収録点数は20~24体にもなっており、見た目にもギチギチです(笑) しかしながら、翌昭和49年になると子供たちの興味の対象は徐々にロボットアニメへと移っていくこととなり、この第3巻には第2次怪獣ブーム~変身ヒーローブームと続いてきた「特撮ヒーローもの」のバブルが弾ける前の最後の“打ち上げ花火”のような趣きがありますね。 この第3巻、第1巻・第2巻に比べると流通量が少なかったのか、現存数は少ないようです。 兎にも角にもこの第3巻で独特な折りたたみ形式は終了、翌昭和49年からはお馴染みの分厚い豆本形式の「全怪獣怪人大百科」へとリニューアルを遂げます。しかし、たった3年ほどの短い間でしたが、第2次怪獣ブーム、変身ヒーローブーム期の熱気を象徴するアイテムとして、「原色怪獣怪人大百科」シリーズは今も私の心に強烈に焼き付いて離れません。 #ケイブンシャ #勁文社 #仮面ライダーV3 #イナズマン #ウルトラマンタロウ #ジャンボーグA #風雲ライオン丸 #鉄人タイガーセブン #スーパーロボットレッドバロン #東映 #円谷プロ #ピー・プロ #宣弘社 #怪獣 #怪人
勁文社(ケイブンシャ)dape_man
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ブルマァク ウルトラマンA(エース) スタンダードサイズ 当時物
前年(昭和46年)からの第2次怪獣ブームに加え、『仮面ライダー』人気の高まりによる変身ヒーローブームの勃興により、ますます過当競争が激しくなってきた昭和47年の特撮ヒーロー番組。そんな中、男女合体変身や怪獣よりも強い「超獣」の登場、レギュラーの敵、異次元人ヤプールなど、多くの新機軸を盛り込んだ意欲作がウルトラシリーズ5作目の『ウルトラマンA(エース)』でした。その試みの多くは必ずしも成功したとは言い難いのですが、個人的には、リアルタイムで視聴したことをハッキリと記憶している最初のウルトラマン、ということもあり、思い出深い特撮ヒーロー番組の一つです。 さて、ブルマァク・マスク取れスタンダードサイズのウルトラマンA。 前作『帰ってきたウルトラマン』に引き続き、『ウルトラマンA』でもソフビ玩具がブルマァクから発売されましたが、怪獣人気が陰りを見せ始めたこともあり、A超獣ソフビの売り上げは新マン怪獣の3分の1という不振に終わったそうです。その為か、超獣ソフビと絡ませられるこのスタンダードサイズAはあまり需要がなかったようで、Aのソフビ人形としては450円サイズよりも出現率が低いです。 450円サイズに比べると造形に甘さが感じられるのが否めないのと、マスクがキツキツで脱着に苦労したりしますが、やはり超獣と並べられるのはイイですね。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ
ブルマァク スタンダードサイズ ウルトラマンA(エース)dape_man
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ブルマァク カメレキング スタンダードサイズ 当時物
宇宙翼竜の「金の卵」と古代カメレオンの「銀の卵」が融合した「金銀まだらの卵」から誕生した超獣、カメレキング。 ベロクロン(第1話)とバキシム(第3話)という、今でも人気の高い有名超獣二体に挟まれ、今ひとつ影が薄い感があるのは否めませんが、超獣にしては珍しい抑えた色調とデモーニッシュなフォルムが地味に格好良く、個人的には好きな超獣です。 そんなカメレキングですが、当時の怪獣玩具の花形であったブルマァクのスタンダードサイズソフビでは、ベロクロンを差し置いて超獣第1号として商品化されました。 着ぐるみのイメージを忠実に、いや、それ以上に格好良く、リアルタッチで表現した造形は円熟期を迎えていたブルマァク造形の賜物。腕と翼を一体成型で処理した分割のセンスには脱帽です。水色の成型色にカッパーという配色にも趣きがあって、荘厳な雰囲気すら感じます。 本編ではさしたる見せ場もなくエースに倒されてしまったカメレキングですが、このソフビの存在感は圧巻です。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ
ブルマァク スタンダードサイズ ウルトラマンA(エース) 第2話「大超獣を越えてゆけ!」dape_man
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ブルマァク バキシム スタンダードサイズ 当時物
閃光と共に突如空がガラスのように割れ、パックリと開いた異次元空間の中でヌラヌラと蠢く超獣バキシム。 その鮮烈な登場シーンで当時の子供たちの度肝抜いたこの超獣は、異次元人ヤプールが地球の芋虫と宇宙怪獣を合体させて造り出したものです。自由自在に異次元空間を移動する能力に加え、地球人の子供に変身する能力まで有し、関わった人間たちを次々と殺害したり、TACを翻弄したりするこの超獣の底知れぬ不気味さは、従来の怪獣の概念を覆すものであり、ベロクロンやカメレキングのような生物兵器型の超獣とは違った形で超獣の特質をアピールしていました。 また、芋虫と鉱物をモチーフにデザインされたその非生物感溢れるビジュアルは、「ゴテゴテとした装飾が多過ぎる」との批判の声が多い第二期ウルトラ怪獣の中にあって、トゲ一本に至るまで無駄が無く、実に美しいフォルムをしています。芋虫の柔軟さと、大小の鋭角な突起物で構成された背面の硬質感という、相反するイメージを見事にまとめたデザインの素晴らしさ。まさに第二期ウルトラ怪獣を代表する名獣といって良いと思います。 さて、ブルマァクのバキシム。 傑作カメレキングとはまた別の原型師だと思われますが、ちゃんと着ぐるみのディティール、質感の表現を追求したものになっていて、なかなか出来の良いソフビです。特に横からの眺めが良く、やや寸詰まりではありますが、富士山を背景にした、あの有名なスチール写真を想起せずにはいられません。 #ウルトラマンA #ウルトラマンエース #ブルマァク #円谷プロ #ソフビ
ブルマァク スタンダードサイズ ウルトラマンA(エース) 第3話「燃えろ!超獣地獄」dape_man