東映宣伝部 東映まんがまつり(昭和50年夏) パンフレット 当時物

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東映宣伝部発行

昭和50年(1975年)7月26日に公開された「東映まんがまつり」のパンフレットです。
ラインナップは、『ちびっ子レミと名犬カピより 家なき子』『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』『野生のエルザ』『仮面ライダーストロンガー』『宇宙円盤大戦争』『がんばれ!!ロボコン ゆかいな仲間』『秘密戦隊ゴレンジャー』の7本立て。
『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』は、春の『グレートマジンガー対ゲッターロボ』に続く、グレートマジンガーとゲッターロボのクロスオーバーもの第2弾。ゲッターチームのムサシの壮絶な戦死を始め、新ゲッターロボへの交代劇、更にはグレートマジンガーの新兵器、「グレートブースター」の登場など、これでもかといわんばかりにイベント要素を詰め込んだお祭り作品ですが、詰め込み過ぎて内容が薄くなってしまった感は否めませんね。でも、全身に光の膜を纏い、口から放つ“光の矢”でグレートマジンガーの右腕・左足を破壊し、更にはグレートマジンガーのブレストバーンと、ゲッタードラゴンのゲッタービームを吸収して巨大化する敵、光波獣ピグドロンはなかなか印象的な敵キャラでした。
『宇宙円盤大戦争』は、主人公が故郷の星を滅ぼされた“亡国の王子”で、操縦する巨大ロボットが円盤型メカと合体するなど、同年の10月から放映が開始される『UFOロボ グレンダイザー』の原型となった作品ですね。しかし、この時の円盤と巨大ロボットの合体形態、「ガッタイガー」はあまり格好良いとは思えませんでした...
『ちびっ子レミと名犬カピより 家なき子』は昭和45年(1970年)春の「東映まんがまつり」で公開されたものの短縮リバイバル版、『野生のエルザ』は昭和41年(1966年)に公開されたもののダイジェスト版、『仮面ライダーストロンガー』はテレビシリーズ第7話、『がんばれ!!ロボコン ゆかいな仲間』はテレビシリーズ第30話、『秘密戦隊ゴレンジャー』はテレビシリーズ第6話の、それぞれブローアップ版の上映でした。なお、この時の『仮面ライダーストロンガー』の上映を以って「東映まんがまつり」での昭和第1期仮面ライダーシリーズの上映は終了した訳ですが、変身ヒーローブームの終焉という背景があったにせよ、最後は劇場版新作で締め括って欲しかったですね。(もし実現していたら劇場版オリジナルの奇械人の登場や、最終回よりも早い“栄光の7人ライダー”の集結があったのでしょうか?)

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