JLP_127.霧のカレリア/ベンチャーズ・レア・コレクション（RARE COLLECTIONS）

ジャケット（帯なし／帯付）
タイトル，レーベル，品番，発売日，定価

　※　ドラムスのハウィー・ジョンソンが、顔だけメル・テイラーに差し替えられている。

1. 霧のカレリア/ベンチャーズ・レア・コレクション　キング　U.A.　K18P-12/13(S/E/M)　1980.07.05

※　発売日は、総目録1981/82年版による。

総目録掲載期間

1981/82年版〜1982年版。

裏ジャケット

内ジャケット

インサート

※　インサートは、ドンのヴォーカル曲（後述）の歌詞カードとなっている。

レーベル

ソング・オーダー

Side-A

1. エル・クンバンチェロ（El Cumbanchero）<R.Hernandez>
2. レディー・オブ・スペイン（Lady Of Spain）<Reaves - Evans>
3. スキップ・トゥー・M'リンボ（Skip To M'Limbo）<D.Wilson>
4. 2000パウンド・ビー（パートI）（The 2000 Pound Bee Part1）<M.Taylor>
5. 2000パウンド・ビー（パートII）（The 2000 Pound Bee Part2）<D.Wilson>
6. ダメージド・グッズ（Damaged Goods）<C.Bedford>
7. カミン・ホーム・ベビー（COmin' Home Baby）<B.Tucker-R.Dorough>

SIde-B

1. グリーン・ホーネット'66（Green Hornet '66）<Wilson-Edwards-Bogle-Taylor>
2. ジェネシス（Genesis）<H.Levine>
3. ジェミニ（Gemini）<Fenner-Blanchard>
4. スカイラヴ（Skylab）<J.J.Perry-A.Badale>
5. 恋の散歩道（On The Road）<S.Burland>
6. トゥー・ヤング・トゥー・ノウ・マイ・マインド（Too Young To Know Mind）<C.Wilde>
7. パンドラズ・ボックス（Pandora's Box）<Carter-Caddy>

Side-C

1. ホワッド・アイ・セイ（What'd I Say）<Charles>
2. サリー（Sally）<D.Wilson>
3. フィール・ソー・ファイン（Feel So Fine）<L.Lee>
4. ステンド・グラスの陰で（Behind These Glass Windows）<T.Michaels-V.Gormann>
5. テイント・ファニー（T'Ain't Funny）<Wilson-Bogle-Taylor-Edwards-Wagner>
6. エンジェル（Angel）<D.Wilson>
7. ドント・アヴォイド・ミー（Don't Avoid Me）<J.Fuller>
8. テル・ロウラ・アイ・ラヴ・ハー（Tell Laura I Love Her）<J.Barry-B.Raleigh>
9. キス・トゥモロー・グッドバイ（Kiss Tomorrow Goodbye）<D.Marak-H.Vilard>

Side-D

1. 霧のカレリア（Karelia）<C.Kaparow>
2. アラベスク（Arabesque）<H.Mancini>
3. ストアフロント・ロイヤー（Storefront Lawyers）<M.Stevens>
4. カーン・カウンティー・ライン（Kern County Line）<Bogle-Wilson-Taylor-McGee-Durrill>
5. ディック・トレイシーのテーマ（Theme From Dick Tracy）<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
6. ジャガーのテーマ（The Mercenar）<E.Morricone>
7. エンドレス・サマーのテーマ（Theme From Endless Summer）<G.Georis-J.Blakeley>

※　黄色のマーキングは、国内初出曲。

ＵＳ盤

　アルバムとしてのリリースはないが、シングルのみ発売されていた楽曲（国内未発売）
もあるので、いくつかレーベルを掲載する。

コメント

　キングから発売されたアルバムの中で、最も興味深いものがこれだろう。
国内で未発売だった楽曲が13曲、その内2曲はアメリカでも未発売だったもの。

A1　エル・クンバンチェロ
　　コンパクト盤（JEP_15 : 蜜の味+3 : LP-4144 : 1966.06.05）のみに収録されていた。
　　そこでは疑似ステレオだったが、今回はオリジナル・モノ。
A2　レディ・オブ・スペイン
　　U.S. Dolton 47 1961.09　「ブルー・ムーン」のB面。モノ。
A3　スキップ・トゥー・M'リンボ
　　U.S. Dolton 68 1963。「エル・クンバンチェロのB面。ステレオ。
A4　2000パウンド・ビー（パートI）
A5　2000パウンド・ビー（パートII）
　　JLP_20 ベンチャーズ・ア・ゴー・ゴー　LP-7445 1966.01.05
　　ＬＰは疑似ステレオだったが、ここではオリジナル・モノ。
A6　ダメージド・グッズ
　　U.S. Dolton 78 1963.04　「ナインス・ウェーヴ」とのカップリング。モノ。
A7　カミン・ホーム・ベビー　JSg_27 : LR-1548 : 1966.08.05　
　　「ブルー・スター」のB面。モノ。

B1　グリーン・ホーネット'66　JLP_24 : バットマン : LP-7520 : 1966.06.15
　　これはベンチャーズのオリジナル曲だが、「グリーン・ホーネットのテーマ」という
　　全く別の楽曲がシングルで発売されていた。モノ。（LP「バットマン」はステレオ）
B2　ジェネシス
B3　ジェミニ
　　JLP_113　ベンチャーズ・イン・スペース '78　GXC-51/52　1978.06.21　モノ。
B4　スカイラヴ
　　JSg_75 : LLR-10393 : 1973.07.20　ステレオ。
B5　恋の散歩道
　　JSg_40 : LR-1833 : 1968.01.10　モノ。
B6　トゥー・ヤナグ・トゥー・ノウ・マイ・マインド
　　U.S. Liberty 56044 1968年頃。モノ。
B7　パンドラズ・ボックス
　　U.K. Liberty 15075。モノ。
　　イギリスでのみシングル発売されていた曲で、A面は「フライト・オブ・ファンタジー」
　　AメロとBメロは三拍子だが、イントロ、間奏、エンディングは五拍子となっている。
　　五拍子部分は、「テイク・ファイヴ」（デイヴ・ブルーベック）によく似ている。
　　背景に聞こえるのはシンセだろうか？

＜C面はすべてドン・ウィルソンのヴォーカル（ナレーション）もの＞

C1　ホワッド・アイ・セイ
　　U.S. Imperial 66038　1964.05.05。モノ。
　　歌ではなく、おしゃべり。
C2　サリー
　　JSg_59 : LR-2550 : 1970.07.05　「悲しき街角」のB面。
　　「愛の女神ヴィーナス」（JLP_9 : LP-7067 : 「宇宙に行く」:1964.06新）に
　　ヴォーカルを被せたもの。　モノ。
C3　フィール・ソー・ファイン
　　Jsg_15 : LR-1436 : 1965.10.05　モノ。
C4　ステンド・グラスの陰で
　　U.S. Liberty 55991 1967.08.02　モノ。
　　オリジナルは The Shaggy Boys盤。（U.S. United Artists 50138 1967?）
　　このグループの知識は全く持ち合わせないのだが、「ブライアン・ウィルソン」の
　　未発表曲だと言って黙って聞かされたら、自分は信じてしまうと思う。
　　そのくらい、いかにもブライアンが作りそうな美しいメロディを持った楽曲だ。
C5　テイント・ファニー
　　C1「ホワッド・アイ・セイ」のB面。
　　ベンチャーズ自身による「青い渚をぶっとばせ」の上に、ドンのお喋りを被せたもの。
　　モノ。
C6　エンジェル
　　C3「フィール・ソー・ファイン」のB面として、国内発売されていた。モノ。
C7　ドント・アヴォイド・ミー
　　U.S. Liberty 55872 1966　モノ。
C8　テル・ロウラ・アイ・ラヴ・ハー
　　JEP_10 : LP-4112 : 1965.12.05 : フィール・ソー・ファン+3 の収録曲として
　　国内発売されていた。邦題は「愛しのローラ」。
　　そこでは疑似ステレオだったが、今回はオリジナル・モノ。
C9　キス・トゥモロー・グッドバイ
　　U.S. Liberty 55946 1967.01.24

D1　霧のカレリア
　　日米供に未発売だったもの。解説によると、日本からの依頼で録音されようで、
　　メンバーはドン、ボブ、ノーキー、ジョーとのこと。
　　背景に聞こえるのはキーボードか、シンセか？　モノ。
D2　アラベスク
　　JLP_28 : 「夕陽は赤く」: LP-8056 : 1966.11.15 に収録されていた。
　　そこでは疑似ステレオだったが、今回はモノ。
D3　ストアフロント・ロイヤー
　　U.S. Liberty 56189 1970?　モノ。
D4　カーン・カウンティー・ライン
　　JSg_61 : LR-2629 : 1970.10.05　ステレオ。
　　シングルでは「カーン・カントリー・ライン」となっていた。
D5　ディック・トレイシーのテーマ
　　解説によると、U.S.でレコーディングされたが、未発売だったとのこと。
　　詳細はよく判らない。モノ。
D6　ジャガーのテーマ
　　JSg_58 : LR-2549 : 1970.07.05　ステレオ。　　
D7　エンドレス・サマーのテーマ
　　JSg_39 : LR-1811 : 1967.11.15　モノ。

　US盤の 「THE VERSATILE VENTURES」のステレオ盤 (Liberty SCR-5) には、
「2000パウンド・ビー（パートII）」と「ジェミニ」がリアル・ステレオで収録されている。
「2000パウンド〜」は、タイトルが誤って（パートI）となっており、アドリブ・ギターが
カットされている。
「ジェミニ」は、ロケット打上時のエフェクト音がカットされている。
このエフェクト音は、「テルスター」に使われていたものの使い回しだと思う。