JLP_57.ロックン・ロール・デラックス（ポピュラー白銀シリーズ）（SWAMP ROCK）

ジャケット（帯なし／帯付）
タイトル，レーベル，品番，発売日，初版ｱﾙﾌｧﾍﾞｯﾄ，定価，初版PM

1. ロックン・ロール・デラックス　東芝　Liberty　LP-9516(S)　1970.02.25　(H) ¥2,200　FS2

※　初版はソニー・プレスでプレス・マークは「ＦＳ２」。
　　東芝プレスの赤盤もあるが、少ないようだ。

総目録掲載期間

1971年版〜1973年版。

裏ジャケット

内ジャケット

レーベル

※　上は初版のソニー・プレス盤（ＦＳ２）。
※　下は東芝プレスの赤盤（０Ｋ）。

ソング・オーダー

Side-A

1. ホンキー・トンク・ウィメン（Honkey Tonk Women）<Mick Jagger-Keith Richards>
2. マディー・ミシシッピー・ライン（Muddy Mississippi Line）<Goldsboro>
3. ジャンバラヤ（Jambalaya）<Hank Williams>
4. スウォンプ・ロック（Swamp Rock）<B.Bogle-D.Wilson>
5. ニッキー・ホーキー（Niki Hoeky）<P.Vegas-J.Ford-L.Vegas>
6. キャリー・ミー・バック（Carry Me Back）<Felix Cavaliore>
7. クラシカル・ガス（Classical Gas.）<Mason Williams>

Side-B

1. グリーン・リバー（Green River）<J.C.Fogerty>
2. サスピシャス・マインド（Suspicious Minds）<Mark James>
3. ナマズのダンス（Catfish Mud Dance）<M.Melvoin-M.Taylor>
4. プラウド・メアリー（Pround Mary）<J.C.Fogerty>
5. ガンボー（Gumbo）<Jerry McGee>
6. 柿の木族（Plaquemines Parish）<John Durrill>

ＵＳ盤

USLP_42
Liberty LST-8062 1962.12

ソング・オーダー

Side-A

1. Carry Me Back
2. Honkey Tonk Women
3. Muddy Mississippi Line
4. Jambalaya
5. Swamp Rock
6. Niki Hoeky

Side-B

1. Green River
2. Suspicious Minds
3. Catfish Mud Dance
4. Proud Mary
5. Gumbo
6. Plaquemines Parish

コメント

　ポピュラー白銀シリーズと銘打ち、装丁もベスト盤のようになっているが、
れっきとしたオリジナル・アルバムである。ただし、A面は曲順が変更され、
「クラシスル・ガス」が追加されている。この「クラシカル・ガス」は、
ＵＳでは「More Golden Greats : LST-8060 : 1970.03」に収録されていた。

　ここで聴かれるようなギター・プレイはジェリー・マギーならではのものであり、
サウンドもロック・バンドとしてのベンチャーズを堪能できるアルバムである。
（ジェリーは、スワンプ・ロックの元祖とも言うべき、デラニー＆ボニーとも
一緒に演奏していた）
ブラス・セクションも気合充分。
バスドラやベースをしっかりとらえたレコーディングも、重要なポイントとなっている。
（こういった骨太のサウンドは、ＵＳ盤の方が聞き応えがあるようだ）

　時代としてベンチャーズに対してアゲインストの風も吹くようになっており、
ライナーも（木崎義二氏）、「僕はベンチャーズ・ファンではありませんからね」
といったポーズが見え隠れする。オリジナル曲に対し、「時々お遊び程度に曲を作っているが
（中略）あまり成功していない」といった失礼なコメントを書いている。

　「ナマズのダンス」の作者としてクレジットされている Mike Melvoin はBob Reisdorff
と共にアルバムをプロデュースした人物。
　ヘンチャーズのオリジナル曲の場合、メンバー全員の連名になっているものが大半だが、
このアルバムでは個人名になっているものが目立つ。