JLP_121.ベンチャーズ・オリジナル・フォー(Ventures Original Four)

初版 2024/10/15 05:41

ジャケット(帯なし/帯付)
タイトル,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM

  1. ベンチャーズ・オリジナル・フォー 東芝EMI EastWorld EWS-81264(S) 1979.11.05 (-) ¥2,500 9-X

  ※発売日は、総目録1981-82年版による。
  ※アルファベットの表記がない。

総目録掲載期間

1981-82年版〜1985/86年版。

裏ジャケット

インサート

レーベル

ソング・オーダー

SIde-A
  1. 太陽の彼方に(Movin')<L.Hazlewood>
  2. ダイアモンド・ヘッド(Diamond Head)<D.Hamilton>
  3. ウォーク・ドント・ラン '64(Walk Don't Run '64)<John Smith>
  4. 朝日のあたる家(House Of The Rising Sun)<Arr.Alan Price>
  5. 10番街の殺人(Slaughter On 10th Avenue)<Richard Rodgers>
  6. ワイプ・アウト(Wipe Out)<The Surfaris>
Side-B
  1. 空の終列車 '80(Le Dernier Train De L'espace)<A.Raisner>
  2. パイプライン(Pipeline)<B.Spickard-B.Carmen>
  3. クルーエル・シー(The Cruel Sea)<M.Maxfield>
  4. キャラバン(Caravan)<Ellington-Mills-Tizol>
  5. ドライヴィング・ギター(Driving Guitars)<D.Wilson-B.Bogle-N.Edwards>
  6. 夢のカリフォルニア(California Dreamin')<John Philips>

US盤

なし。

コメント

 1979年、長らく続いたユナイトとの契約が切れ、日本の東芝EMIとの直接契約が結ばれた。
このアルバムはその第一弾となるもので、ライナーによると、録音は1979年9月12日に日本
(東芝EMI第一スタジオ)で行われている。この年の来日公演が8月28日から10月6日にかけて
行われているので、来日中にレコーディングされたわけだ。

 レコード会社の移籍があったとは言え、旧ユナイト系の音源は、引き続きキングに発売権が
あったため、ふたつの会社からベンチャーズのレコードが発売される、という状況が
しばらく続くことになる(東芝からは、新録音のみ)。
そういった契約関係もあり、この年の公演は、恒例のライヴ盤が発売されなかった。

 「太陽の彼方に」(オリジナルはアストロノウツ) と 「空の終列車」(同、スプートニクス) が
初めて取り上げる曲で、シングルとしても発売された。
(JSg_108 : EWR-20640 : 1979.11.20)
残りは全盛期のヒット曲の再録音になる。

 「太陽の彼方に」の作者は、リー・ヘイズルウッド。アストロノウツ盤がヒットした頃は、
この名前を知らなかったが、後にナンシー・シナトラとのデュエットで認識するようになった。

 画像は、「二人の青い鳥」(Reprise : JET-1840 : 1968.06.05臨発)のジャケット。
リーの写真が写っているのでこれを選んだが、デュエット曲としては
「サマー・ワイン」等の方が大きなヒット曲となった。
デュエット以前にも「にくい貴方(These Boots Are Made For Walkin')」などの
楽曲を提供し、ナンシー復活を支えていた人物だ。もちろんレーベルは「Reprise」
ということで、バックでフランク・シナトラが動いていたのは間違いない。

 サウンドとしては、良く言えば全体的にゆとりのある演奏だが、パワーよりは落ち着きが感じられ、
往年の演奏の「勢い」は後退しているようだ。
録音が大変にタイトでクリアなので、余計にそう感じさせる。
第一線を離れていたメル・テイラーの復帰直後ということもあり、そのリハビリも兼ねていた(!?)

 アレンジは、概ねオリジナル録音と比べて大幅な違いはないが、「朝日のあたる家」は
アドリブ・パートが長くなっており、「ワイプ・アウト」は正にスタジオ・ライヴといった感じの
仕上がりだ。 「キャラバン」は2回目の録音にかなり忠実。
一部でオーバー・ダビングされたギターやキーボードが加えられている。

 このレコードは、「ハーフ・スピード・カッティング」が謳い文句になっているが、
これはアナログ盤の末期に話題になった手法。カッティング時にテープ側もディスク側も
回転速度を半分に落としてカッティングするというもの。
メリットとして、音声が全体的に1オクターブ低くなるので、微細で繊細な高域信号を
無理なく音溝に刻み込めることが挙げられる。(高域特性の向上)
デメリットとしては、カッティング時に低周波ノイズが発生した場合、
再生時にそれが可聴音域に入り込むことがある。(理論上の話)

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

2024.07.08 テイチク・レコードを追加しました。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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