JLP_113.ベンチャーズ・イン・スペース '78（THE VENTURES UN SPACE '78）

ジャケット（帯なし／帯付）
タイトル，レーベル，品番，発売日，定価

1. ベンチャーズ・イン・スペース '78　キング　U.A.　GXC-51/52(S/M)　1978.06.21　¥3,000

　※発売日は、総目録1978/79年版による。ただ、総目録の記載は「51.06.21」となっている。
　　が、昭和51年（1976年）はまだキング盤は発売されておらず、周辺のレコードの発売日を
　　見ても、これは「53.06.21」（1978年）の誤植だろうと判断した。

総目録掲載期間

1978/79年版〜1982年版。
最後まで、発売日の誤りは修正されていない。

裏ジャケット

内ジャケット

レーベル

ソング・オーダー

Side-A

1. スター・ウォーズ（Theme From Star Wars/Cantina Band）<J.Williams>
2. 未知との遭遇（CLose Encounters Of The Third Kind）<J.Williams>
3. スカイラブ
4. ジェネシス（Genesis）<Hank Levine>
5. ジェミニ（Gemini）<Fenner Blanchard>
6. ツァラトゥストラはかく語りき
7. 星への旅路

Side-B

1. ブルー・スター
2. テルスター
3. スパドニック
4. フライト・オブ・ファンタジー
5. プルートと歩こう
6. ライダース・イン・ザ・スカイ
7. パラダイス・ア・ゴー・ゴー

Side-C

1. アウト・オブ・リミッツ
2. 帰って来ない男
3. ムーン・チャイルド
4. フェアー
5. 恐怖の探検
6. サテライトの戦い
7. コウモリ

SIde-D

1. ペネトレイション
2. 愛の女神ヴィーナス
3. ソーラ・レース
4. 四次元の世界
5. トワイライト・ゾーン
6. イレブンス・アワー
7. 夢のマリナー号

ＵＳ盤

なし。

コメント

　「スター・ウォーズ」と「未知との遭遇」の2曲は新録音。
どちらも1977年にＵＳ公開されたＳＦ映画で、日本公開は1978年。
この２曲は、シングル盤や30cmのジャンボ・シングルとしても発売されることになる。
映画の大ヒットによってベンチャーズ版も録音され、日本ではスペース系の楽曲を中心とした
旧作品を集めてアルバムも制作されたわけだろう。

　「ジェネシス」はUS シングル 「イエロー・ジャケット」 (Dolton 50 : 1962)の B面に
収録されていたが、国内未発売だった。「ジェミニ」もUS シングル曲(Dolton 311 : 1965)だが、
これが国内初出となる。この２曲はともにモノラル。

　楽曲解説が神西俊郎氏、演奏解説が高田弘太郎氏でライナーが充実している。
神西氏は収録アルバム，担当楽器，チャート・アクション等を、高田氏は楽曲の KEY やコード進行，
レコーディング・テクニック等をコメントしている。東芝時代には見られなかった、
冷静な研究的・分析的な新しいアプローチがスタートしたわけだ。
中でも高田氏が「ブルー・スター」の２度目の転調の鮮やかさを、譜例を挙げて説明しているのは、
正に我意を得たりで嬉しかった。

　なお、当アルバムの C1 ～ D5 は、「宇宙に行く」（JLP_9 : LP-7067 : 1964.06新）の内容を
完全に包含しているが、全体としては独自編集盤なので、別アルバムとしている。

　B3は「スパドニック」となっているが、ピッチは448Hz位と高く、
「サーフ・ライダー」と同じである。
（この２曲は同じ曲だが、「スパドニック」の再生速度を上げ、ピッチが高くなっているものを
「サーフライダー」として認識しているため）