JLP_8.サーフィン・ヴェンチャーズ（Surfing）

ジャケット等

1. サーフィン・ヴェンチャーズ　東芝　　Liberty　LP-7054(S)　1964.05新　(F)  ¥1,800　C4
2. サーフィン・ベンチャーズ　　キング　U.A.　　 K25P-9(S)　  1980.07.05　　  ¥2,500
   
   ※LP-7054は赤盤

総目録掲載期間

1. LP-7054　1965年版〜1969年版
2. K25P-9　1981/82年版〜1982年版

裏ジャケット

LP-7054の曲順修正

LP-7054のB面は、初版の裏ジャケに曲順違いがある。左側が初版、右側が修正されたもの。
だが、修正版にも誤りがある。正しくは、下記の通り。
　B1　ナインス・ウェーヴ
　B2　パーティ・イン・ラグナ
　B3　裸足のヴェンチャーズ

レーベル

LP-7054の曲順修正

LP-7054のB面は、初版のレーベルに曲順違いがある。左側が初版、右側が修正されたもの。
裏ジャケットの修正は失敗だったが、レーベルは正しく修正された。
音は最初から正しく収録されており、右側の修正版と同じ。

ソング・オーダー

その１（LP-7054）　　　　　　　　　　　　　　　　　その２（K25P-9）

Side-A

1. パイプライン（Pipe Line）<Spickard-Corman>
2. ダイアモンド（Diamonds）<Jerry Lordan>　　　⇒　ダイヤモンズ
3. 南風（Windy & Warm）<John D.Laudermilk>
4. ラン・オーヴァー（Ten Over）　　　　　　　　    ⇒　テン・オーヴァー
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
5. サーフ・ライダー（Surf Rider）<Nole Edwards>
6. チェンジング・タイド（Changing Tides）
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>

Side-B

1. ナインス・ウェーヴ（The Ninth Wave）　　　　　⇒　ナインス・ウェイヴ
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
2. パーティ・イン・ラグナ（Party In Lagna）　　　  ⇒　パーティー・イン・ラグナ
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
3. 裸足のヴェンチャーズ（Barefoot Venture）
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
4. ヒーヴィース（The Heavies）　　　　　　　　　　⇒　ヘヴィーズ
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
5. クランチャー（Cruncher）
   　<Wilson-Bogle-Edwards-Taylor>
6. ロンリー・シー（The Lonely Sea）<Don Wilson>

※曲順そのものは変更されておらず、USオリジナル盤と同じ。
※K25P-9では、「ラン・オーヴァー」が「テン・オーヴァー」に、「ヒーヴィース」が「ヘヴィース」に修正されている。他は表記の微修正のみ。

ＵＳ盤

USLP_10
Surfing
Dolton BLP-2022(M) 1963.05.04
Dolton BST-8022(S) 1963.05.04

コメント

　当時ブームとなったサーフィン・ミュージックをテーマとしたアルバムだが、オリジナル曲が多い（９曲）のも特色。ここでは明らかにモズライトの音がしている。
　A5 は「スパドニク」を改題したものだが、テープ速度が上げられ、ピッチも高くなっている。
LP-7054の「ラン・オーバー」（原題は Ten Over）は誤植と思われ、キング盤では「テン・オーヴァー」に修正されている。
Barefoot Venture（単数形） が「裸足のヴェンチャーズ」というのも誤訳だろう。（これらは再版に際しても修正されておらず、邦題として定着してしまうことになる）
　B2 は、「ワイルド・ナイト」にＳＥを被せただけのものだが、この時点では「ワイルド・ナイト」は国内で発売されていなかった。国内盤としては、「オリジナル・ヒット」（JLP_10 : LP-7121）で紹介されるが、本来「ボビー・ヴィー・ミーツ・ザ・ベンチャーズ」（JLP_140 : K22P-9148）に収録されていたもの。
　サーフィンもののアルバムはその後かなり乱発されるが、オリジナル盤通りなのは、LP-7054 と K25P-9 のみである。
B1には、女性コーラスを加えたシングル・バージョンがある（US-Single No.78）。