JLP_33.これがサイケデリック・サウンド   (SUPER PSYCHEDELICS)

初版 2023/05/24 05:30

改訂 2023/05/24 05:30

ジャケット(帯なし/帯付)
タイトル,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM

※上 東芝 LP-8173,下 キング GHX-33
 どちらもUS盤と同じデザインだが、LP-8173では差し替えられた「MOD EAST」の表記があり、
 キング盤ではこれがオレジナルの「1999 A.D.」に戻されている。
 また、キング盤の本来のレーベルは「U.A.(United Artists)」だが、
 ジャケット上はあくまでもUS盤通り「LIBERTY」となっている。

  1. これがサイケデリック・サウンド 東芝 Libery LP-8173(S) 1967.08.05 (H) ¥2,000 7G
  2. スーパー・サイケデリックス   キング U.A. GXH-33(S)  1978.07.21  (-)  ¥2,000

※LP-8173は赤盤。

総目録掲載期間

  1. LP-8173 1968年版〜1971年版
  2. GHX-33 1978/79年版〜1981/82年版

裏ジャケット

GHX-33の内ジャケット

※LP-8173はペラのシングル・ジャケだが、GXH-33はUS盤と同様に厚手のゲート・フォールド
 となっている。(ここでも「LIBERTY」ロゴがそのまま)

ソング・オーダー

その1(LP-8173)

Side-A
  1. サイケデリック・ベンチャー(Psychedelic Venture)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
  2. ストロベリー・フィールズ・フォエバー(Strawberry Fields Forever)<Lennon-McCartney>
  3. ウェスターン・ユニオン(Western Union)<Rabon-Ezell-Durrill>
  4. ギター・サイケデリック(Guitar Psychedelics)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
  5. カンディー・コンコクション(Kandy Koncoction)<Hamilton>
  6. リフレクションズ(Reflections)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
SIde-B
  1. サイケデリック・ドリーム(Endless Dream)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
  2. ヴァイヴレーションズ(Vibrations)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
  3. サイケド・アウト(Psyched Out)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
  4. ハッピー・トゥゲザー(Happy Together)<Bonner-Gordon>
  5. 恋はちょっぴり(A Little Bit Me , A Little Bit You)<Diamond>
  6. 太陽の街(Mod East)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>

※US盤の曲順が変更されており、オリジナルにあった「1999 A.D.」をカットし、
 「太陽の街」に差替え。

その2(GXH-33)

Side-A
  1. ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
  2. サイケデリック・ベンチャー
  3. ウェスターン・ユニオン
  4. ギター・サイケデリックス
  5. カンディー・コンコクション
  6. リフレクションズ
SIde-B
  1. ア・リトル・ビット・ミー(ア・リトル・ビット・ユー)(恋はちょっぴり)
  2. エンドレス・ドリーム
  3. ヴァイブレーションズ
  4. サイケド・アウト
  5. 1999 A.D.(1999 A.D.)<Bogle-Edwards-Taylor-Wilson>
  6. ハッピー・トゥギャザー

※ USオリジナル盤通りとなる。
  「1999 A.D.」はレコードとしてはこれが国内初出。
  (直輸入の8トラックのカートリッジ・テープは、発売されていた。「コラム8」を参照のこと。)

US盤

USLP_33
SUPER PSYCHEDELICS
Changing Time
Liberty LRP-2052(M) 1967.06
Liberty BST-8052(S) 1967.06

※ 当アルバムより、レーベルが従来の Dolton から Liberty に変わった。
  従来のアルバムも、再版の際に順次 Liberty レーベルで発売された。
※ ソング・オーダーは日本盤の「その2」と同じ。

コメント

 当時流行したサイケデリック・サウンドに取り組んだアルバム。国内盤は、「ポップス・イン・ジャパン」を間に挟んでいるため、やや見えづらくなってしまうが、やはり前作の「ベンチャーズ'67」(と言うより「Guitar Freakout」)の延長線上にあるアルバム。
ベンチャーズのアプローチは、「LSD等の体験を通じて」というものではなく、あくまでもサウンド面に照準が当てられている。全12曲中オリジナルが7曲を占めているが、これらの出来映えが良く、全体の中心的な役割を担っており、それがアルバムとしての価値を高めていると思う。

 「ストロベリーフィールズ〜」など、オリジナルのアクの強さをすっかり取り除いたような演奏だが、当時はベンチャーズ・バージョンを聴いて「初めて曲の良さが判った」という人が少なからずいた。ビートルズのオリジナルは、「変な音がいっぱい入った風変わりな曲」と受け止めていた人も多かったわけだ。


 「ウェスターン・ユニオン」はファイヴ・アメリカンズがオリジナルで、国内でもシングル盤が発売されていた。(London : TOP-1156 : 1967.06.10発売)このグループには後にベンチャーズに参加するジョン・ダリル(キーボード)が在籍しており、この曲の作者のひとりとしてクレジットもされている。

「サイケド・アウト」は後にフェイズ処理がかけられ、「フライツ・オブ・ファンタジー」として再発表されることになる。(オリジナル・テイクは同じ) 

 「リフレクションズ」と「ウェスターン・ユニオン」はシングルも同時発売。(JSg_36 : LR-1753 : 67.08.05) 

「ストロベリーフィールズ・フォーエバー」のベンチャーズ盤

 このバージョンで私が残念に思うのは、歌詞で言う

Let me take you down
'cause I'm going to

の後、

Strawberry Fields
Nothing is real

が同じメロの繰り返しとして演奏されていること。

https://www.youtube.com/watch?v=JhAgbM2RBmc

Strawberry Fields Forever - YouTube

Provided to YouTube by Universal Music GroupStrawberry Fields Forever · The VenturesSuper Psychedelics℗ 1967 Capitol Records, LLCReleased on: 1967-01-01Produ...

https://www.youtube.com/watch?v=JhAgbM2RBmc

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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