JLP_30.ベンチャーズ・ロック・アルバム   (THE WONDERFUL VENTURES)

初版 2023/05/16 05:25

改訂 2023/05/16 05:25

ジャケット(帯なし/帯付)
タイトル,レーベル,品番,発売日,初版アルファベット,定価,初版PM

  1. ベンチャーズ・ロック・アルバム 東芝 Liberty LP-8088(S) 1967.02.15 (H) ¥2,000 7A

※赤盤。

総目録掲載期間

1968年版〜1970年版。

裏ジャケット

レーベル

ソング・オーダー

Side-A
  1. パーフィディア(Perfidia)<A.Dominguez>
  2. ディトゥーア(Detour)<B.Westmoreland>
  3. ランバンクシャッシ(Ram-Bunk-Shush)<Millinder-Glover-Mundy>
  4. ハーレム・ノクターン(Harlem Nocturne)<E.Hagen>
  5. トーケー(Torquay)<G.Tomsco>
  6. ウェイリン(Wailin')<Dangle-Greek>
  7. マナクラの月(Moon Of Manakoora)<Loesser-Newman>
Side-B
  1. スリープ・ウォーク(Sleep Walk)<S.Farina-J.Farina-A.Farina>
  2. ザ・マッコイ(The McCoy)<Bogle-Wilson>
  3. モルゲン(Morgen)<Sherman-Mosser>
  4. ラウンチー(Raunchy)<Manker-Justis Jr.>
  5. スウィッチ(The Switch)<Johnson-Bogle-Wilson-Edwards>
  6. ホンキー・トンク(Honkey Tonk)<Doggett-Scott-Butler-Shephard>
  7. 淋しい町(ロンサム・タウン)(Lonsome Town)<B.Knight>

US盤

なし。

コメント

 最初期の2枚のUSオリジナル・アルバム(Walk-Don't Run 1960.11 , The Ventures   1961.6)から編集されたもので、国内盤は「これぞヴェンチャーズ」(JLP_5 : LBY- 1041 : 63.02新譜)に収録されていた曲が8曲(A1,A2,A4,A5,A6,B2,B3,B4)、残りの6曲のうち A3,A7,B5,B6,B7 はこれが初出となる。B1 はシングルB面曲として先行発売されていた(JSg_33 : LR-1641 : 67.02.05)。
LP-8088はB1〜B6がリアル・ステレオ、その他が疑似ステレオとなっている。リアル・ステレオは総てファースト・アルバムの収録曲、疑似ステレオはセカンド・アルバムの収録曲であるため、この時点で東芝はセカンド・アルバムのステレオ・マスターを入手していなかったのではないか思う。

 「ザ・マッコイ」の作者は <Bogle-Wilson> となっており、最初期のオリジナル曲で、BLUE HORIZON からのデビュー・シングルともなっていた。(そこでのタイトルは「Real McCoy」でこのアルバムとは別録音。1959年発売)ドンとボブが交互にリード・ギターを分かち合うという、正にギター・デュオとしての楽曲だ。「スウィッチ」は <Johnson-Bogle-Wilson-Edwards> で、ジョンソンはホーウィー・ジョンソン(ハウィー・ジョンソン)だろう。メル・テイラー加入以前のドラマーだが、作者としてクレジットされている曲は少ない。

 初期のレコーディングであるため、基本はメンバー全員が揃って演奏し、それをそのまま収録するというスタイルだろう。ドラムスは生音、ギターはアンプから出る音をマイクで拾うだけということで、古くてもサウンドは極めてクリアである。特にリアル・ステレオは思いの外新鮮なサウンドだ。
 ファースト・アルバムは2トラックで録られたようで、楽器がLとRに振り分けられ、センターには何もない。ビートルズの初期のステレオ・バージョンも同じだが、今でこそこういう録音を好まない人がいたり、「疑似ステレオ」呼ばわりする人もいたりするが(これは完全なる誤認識)、当時は「分離の良い録音」として受け止めていた。ポイントは、友人が集まることなども多く、常にスピーカーを鳴らして聴いていた点にあると思う。
 セカンド・アルバムはリード・ギターがきっちりセンターに定位しているので、3トラックが使われたようだが、残念ながらこのアルバムでは前述の通り疑似ステレオ。

 1969年にハンター・デヴィスによる「ビートルズ」が出版されたが、そこに『ジョンがよくジョージに「ラウンチー(ローンチー)」を弾いてくれ』と頼んだことが書かれていた。これを読んだ時、ジョンやジョージも「ラウンチー」が好きだったことを知り、嬉しくなったものだ。もっとも彼等が聴いていたのは、作者のビル・ジャスティスかアーニー・フリーマンのバージョンだったろうと思うが。

国内盤アナログ・レコード(1950年代〜1960年代〜1970年頃)のデータ・ベース(リスト)を作成しています。
(国内盤レコードDB)
ジャンルはオール・ジャンルで、フォーマットはExcel ファイル(xlsx)です。
現在仮開示しているのは、
日本グラモフォン
東芝
日蓄工業
日本ウエストミンスター
日本ディスク(1950年代)
日本マーキュリー(1950年代)
ユニバーサル・レコード(1950年代)
日本コロムビア
キング・レコード
です。

今後、随時追加していく予定ですが、時間はかかります。

ダウンロードして自由に使って頂いて結構ですが、同時に開示している説明ファイル(ワード文書 or リッチ・テキスト)を
よくお読みになってください。また、現段階ではあくまでも仮開示であり、完成形ではないことにもご留意ください。

https://1drv.ms/u/s!ApINowI3ybkacrP3M_GV7wSe6j0?e=67lDy2

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