ナツメヤシ

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バングラデシュ 1973年

Wikipediaより引用
学名:Phoenix dactylifera
ヤシ科に属する常緑の高木。ナツメヤシの果実はデーツと呼ばれ、北アフリカや中東では主要な食品の一つである。

北アフリカか西南アジアのペルシャ湾沿岸が原産と考えられている。
耐寒性は低いものの、乾燥には比較的強い。雌雄異株。樹高は15mから25mで、単独で生長することもあるが、場合によっては同じ根から数本の幹が生え群生する。葉は羽状で、長い葉柄は3 mに達する。葉柄には棘が存在し、長さ30cm、幅2cmほどの小葉が150枚ほど付く。実生5年目くらいから実をつけ始める。樹の寿命は約100年程が普通であるものの、場合によっては樹齢200年に達することもある。

ナツメヤシの果実は楕円球型をしており、短軸の直径が2cmから3cm、長軸は3cmから7cm程度である。この中に、長さ2cmから2.5cm、厚さ6mmから8mm程度の種子が1つだけ入っているのが本来の姿ながら、品種によっては種子の入っていないものもある。実が熟するまで少なくとも6か月を要する。熟すと、色は品種にもよるが明るい赤から黄色になる。なお、デーツは保存のために乾燥させることもあるが、干すと濃褐色になる。

デーツの2004年の全世界での生産量は670万トンに達し、主な生産国はエジプト(16.2%)、イラン(13%)、サウジアラビア(12.3%)などである。

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