ナンテン
日本 1962年
Wikipediaより引用
学名:Nandina domestica
メギ科ナンテン属の常緑低木。中国原産。
日本では茨城県以西の本州・四国・九州の暖地、山地渓間に自生し、観賞用に庭木として栽培されている。
樹高は1-3mぐらい、高いもので4-5 mほどになり、株立ちとなる。幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。
葉は互生し、3回3出羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、葉身は革質で深い緑色、ややつやがあり、葉縁は全縁。葉柄の基部は膨らみ、茎を抱く。
花期は初夏(5-6月)ごろ、茎の先端の葉の間から、円錐花序を上に伸ばし、6弁の白い花を多数つける。果期は晩秋から初冬にかけて(11-12月)。ふつう赤朱色、ときに白色で、小球形の果実をつける。果実は初冬に熟し、果皮は薄く、破けやすい。果実は鳥に食べられることで、種子が遠くに運ばれて分布を広げる。乾燥させた実は薬用として用いられ、南天実(なんてんじつ)として咳止め伝統医薬とされる。葉は、南天葉(なんてんよう)または南天竹葉(なんてんちくよう)という生薬で、健胃、解熱、鎮咳などの作用がある。