「センチュリオン戦車…戦後の戦車戦のヒーロー CENTURION TANK CRAFT ARMOURED HERO OF POST-WAR TANK BATTLE」(Tank Craft/Robert Jackson著)

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英国の戦車資料本、TANK CRAFTシリーズのNo.14、センチュリオン戦車の資料本。洋書です。

開発史からバリエーション解説、海外での運用について、3面に渡るカラー塗装イラスト集に、さらに嬉しい事にプラモデルの作例から、各社のキットとグレードアップパーツまで網羅して解説。

センチュリオンの模型を作りたい人はこれが一冊あれば(あと、オスプレイ版があればさらに)満足できる事でしょう。

これ↓を作るのに、型式バリエーションの細部の参考にこの本を活用しました。
https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/items/319?theme_id=9055

センチュリオン戦車 “第4王立戦車連隊” チャイニーズ・アイ(タミヤ、1/35、RC化改造)
WW2末期に開発され、朝鮮戦争から活躍したイギリス陸軍の主力戦車、センチュリオン戦車です。 イギリス陸軍には主力戦車に「C」で始まる名前をつける習慣になっておりまして、CENTURION というわけです。センチュリオンとは古代ローマ時代の「百人隊長」のことを意味します。 さて、このモデルの戦車は、1961年、西ベルリンに駐留していた「王立第4戦車連隊」(4th Royal Tank Regiment = 4RTR)、C中隊 第10小隊(C中隊なので砲塔マークは「〇」ですネ)、車長は"Jake"ジェイコブズ軍曹のセンチュリオンMk.5 戦車、愛称「DIE HARD」号です。(ダイ・ハード=しぶといヤツ) イギリス軍の戦車部隊ではそれぞれの車体に乗員が固有のニックネームを必ず付けるのですが、4RTRの戦車には「D」で始まる名前が付けられています。 第4、ということで、アルファベットの4番目の文字である「D」というわけです。 ですので、この車両の名前もDで始まるDIE HARDというわけです。 王立第4戦車連隊はスコットランドで編成された戦車連隊で、元はWW1時に編成された「王立戦車連隊第4大隊」、当時は「菱型戦車」の部隊で、その時にこの部隊の特有のマークとして採用されたのがこの「目玉」(チャイニーズ・アイ)のマークでした。 当時、海峡植民地の華僑の実業家が戦費を大英帝国に寄付、その予算で菱型戦車が1両作られたのですが、その実業家が「この怪物には目玉が無い」と、キレイな目玉を描いて帰ったそうですが、それ以来、王立第4戦車連隊(4RTR)の戦車には全て「目玉」(チャイニーズ・アイ)が描かれるようになったのです。 ジェイコブス軍曹のダイハード号の砲塔の両側にも、愛嬌のあるチャイニーズ・アイが…。 4RTRは既に廃止されて王立第1戦車連隊に統合されていますが、いまでも同連隊に「目玉」の伝統は受け継がれており、現代でもチャレンジャー2戦車や装甲車にこの「目玉」が描かれているのです。 目玉マークの由来についてはこちらもご参照ください。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/120 * * * * * * このモデルはタミヤの1/35 センチュリオン戦車をラジコン化しています。 元のキットはMk.3なのですが、DIE HARD号はMK.5なので、一部改造して「MK.5ふう」にしています。(正確に改造しておりません) 製作記はこちらをご参照ください。 第1話: https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/32 第2話: https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/71 第3話: https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/72
https://muuseo.com/T.S_beer_wagons/items/319

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