鉱物才集
初版 2020/10/28 23:50
改訂 2020/10/28 23:50
僕の採集方法は、ただ、石を採れば良いと言うやり方では無いのです。まず、産状の確認から入ります。
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/uploads/2020/10/28/23/31/08/7329bc67-644d-4a6c-8ef3-5f28731fb051/3d2cf5e0ef04f36d884adc95678ff6f9-converted.jpg)
赤矢印の部分に球顆の頭が出ていたので、そこを掘出して行きます。
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/uploads/2020/10/28/23/33/35/b55f53a7-7692-4949-bf4c-017d9bea6698/d65e29502213c8fe911150ff87e1481d-converted.jpg)
幾つかの球顆が連なって出てきました。
![](https://d17x1wu3749i2y.cloudfront.net/uploads/2020/10/28/23/34/54/1aeaa42d-f880-4969-903d-a85191834cce/ce16720ea8e13d1c3430287bc34c290a-converted.jpg)
堀り広げていくと、さらに大きな球顆が出てきました。
周囲もよく観察してから、球顆を掘出して行くのです。さらにこれらの裏にも数個有りました。出来れば、この状態を再現できれば良いのですが、少しずつ離れているようなので、組み立てるのは無理かもしれませんが、再現に挑戦してみるつもりです。
僕の採集と言うのは、こんなやり方をするのです。実は、これは約半世紀前、つまり20才頃の事、故益富寿之助氏から教わったのです。石をただ採れば、ただの採集。そして、石は無くなって行くだけ。しかし、情報だけを集めれば、石は無くならない。これを才集と言うと。しかし、情報を得るのにも、ただ露頭を眺めているだけでは出来ない。むしろ、採集よりも、さらに多くの資料が要ることもある。それは、その資料を大事に扱うことにより、その償いをする。それしか無いと思う。
#コレクションログ
#思い出
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