鉱物と楽焼と陶器

初版 2020/10/31 00:25

改訂 2020/10/31 22:15

若いときから鉱物が好きでした。ある時、ペグマタイト鉱物を採りに行くと、なんと、トルトベイト石を見つけてしまったのです。そう、あの磯砂鉱山です。あれは、当時、採鉱に携わっていた徳田晴男氏が見つけ、変わった物があると家に持ち帰っていたのです。それを僕が、鉱物界に紹介したのです。コレクターと言うのは、自分が見つけたと自慢したいらしく、可笑しな事になってますが。

 それはそうとして、その時に、長石に興味を持ったのです。それで、志野を焼きたくなり、陶芸にのめり込みました。最初は、最も簡単な焼締から入りました。理由は簡単です。ただ、焼けば良いだけと言うことです。しかし、焼くだけと言うのは、もっとも、難しいと言うことを知りました。まあ、なんとか、それなりに形が出来るようになると、土に凝る訳です。色々と試行錯誤の末に、粘土の調整も難しいことを知りました。焼締めをやったことで、長石釉に最適に粘土も作り出せました。あの淡い志野釉を着色剤なしで、ピンクに発色させました。


 次いで、楽に挑戦したくなり、鉛を使わないで、安全な楽を作ろうと考えました。何回かの試作で、半年ほどの期間で完成しました。それが、カバー写真の赤楽茶碗です。




 それから、20年ばかり、病気や石に凝ったこともあり、陶器からは離れてしまいましたが、せめて楽だけでも、再開したいと思うようになりました。

 それで、コレクションルームで、今までに作った自分の陶器を展示していきたいと考えています。

#コレクションログ


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    bigmac

    2020/10/31

    良い仕事してますね!再開頑張って下さい。

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      SilicifiedZone

      2020/10/31

      ありがとうございます。僕の場合は、薪で焚く窯なので、簡単には行きませんが頑張ります。

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