夏目 久生
Sakuraphonレーベルのオーナーです。
40年近くにわたる歴史的ピアノ録音のコレクションを少しづつ公開していきます。
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Since October 2021
ピアノSPレコード復刻レーベル「Sakuraphon」の主催者である夏目久生の個人コレクションを公開しています。19世紀末から20世紀中頃までに録音されたピアノレコードを、ピアノ楽派や演奏史の位置付けの観点から展示ルームを設けています。
Sakuraphonコレクション所蔵の珍品レコードを展示しています。演奏内容よりも、資料性や希少性の高さを基準としてセレクトしています。コレクターとしてイチバン面白いのは、この近辺です。
かのフランツ・リストと並んで、19世紀の偉大なピアノ教師であったテオドール・レシェティツキ一派の展示ルームです。
Mark Hambourg : Chopin / Nocturne No.18 in E, Op.62-2
Ignaz Friedman : Chopin / Valse No.9 in A-flat, Op.69-1
Auguste de Radwan : Chopin / Ronance ~Concerto No.1 in E minor, Ip.11
Cherniavsky Trio : Paderewski / Minuet in G, Op.14
Muri Silba (Muriel Silberfeld) : Chopin / Nocturne No.5 in F#, Op.15-2
Mark Hambourg : Liszt / Waldesrsuschen
ショパンと並ぶ作曲家であり、ピアニストの王として君臨したフランツ・リストの弟子たちのレコードを展示しています。
フランスのピアニストの歴史的レコード、肖像写真の展示ルームです。
日本洋楽界黎明期の演奏家による歴史的なレコードを展示しています。当時の日本の音楽家たちが、どの様にして西洋音楽を受容し、成熟していったのかを知ることが出来る重要な資料となっています。
20世紀のピアノ音楽を進化させたロシアの大作曲であるアレキサンドル・スクリャービン(1872-1915)の歴史的レコードを展示しています。スクリャービン はピアニストとしても傑出しており、その腕前はラフマニノフと共にロシア・ピアニズムの本流を汲む重要なポジションを占めています。
第一回のショパン国際ピアノコンクールが1927年に開催され、その覇者たちの記念的なレコードはポーランドのMYZAレーベルより発売されました。その後、賛否両論ありつつも第二次世界大戦を挟み約５年毎に開催され続け本年の2021年で第18回を数えました。歴史的レコードコレクションの観点から、本ルームでは1927年のMUZA盤から1955年に実況ライブ録音されたSPレコードまでに的を絞って展示しております。
ショパン国際ピアノコンクールの歴史をお楽しみ下さい。
#ショパン #ショパン国際ピアノコンクール #レコード #レコードコレクション
ショパン直系の孫弟子たちのレコードや、知られざる名演盤の展示ルームです。秘かにお愉しみ下さい。
