マジョーラカラー風&ドライブラシ塗装〜ダダコンご質問
公開日:2021/6/6
■ドライブラシと塗り方
についてご質問を頂きました
https://muuseo.com/ReireiPaintArt/diaries/102
今夜は『BAR☆DADA』に遊びに行く
わけには参りません…笑
迷える生徒を救出せねば!
勝手に「3年ダダ組レイレイ先生」ですww
あの生徒は大丈夫だろうか…
あの方は今あそこだから次こうかな…
そういえばあの人、どうした?オーイww
想像するのがまた楽しみでもあり
塗り始めると疑問も湧いてきます
どんどん投げて下さい
わかる範囲でお答えしま〜す
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■ドライブラシ塗装
ドライブラシは塗装技法のひとつです
やり方はとてもシンプルです
筆に塗料をとりティッシュ等で拭き取る
全部は拭き取らず掠れた色がつくくらい
「パサパサ状態」にします
その状態で戦車や機体、銃器などの尖った部分や、角、面の部分に筆を擦り付けていくだけです
ちょっと私と違うところもあるし、塗料もシタデルなのですが…
イメージはこんな感じです
が、ここまで拭き取らなくて大丈夫です↓
短め動画を探しましたのでぜひご参考に
塗装方法は、たぶん皆様、自己流なんだと思います
自分が塗りやすいやり方、が見つかるよう、このように色んな人の塗り方を動画などで観てみる、のもオススメします
■マジョーラカラー風塗装
こちらは、私が考えたマジョーラカラー風塗装の作品です↓

墨絵スイングという商品に塗装しました
(ワニゴドン以外)↑
https://muuseo.com/ReireiPaintArt/collection_rooms/22
マジョーラカラーというのは、8823館長さまから教えて頂きましたカラーで、見る角度により偏光し七色变化するカラーだそうです
そのカラーは持っていないしお高いので、そんな風に見える塗り方…ないかな?
と考えて作ったものです
(この時は忙しかったので、いつものような制作日記が書けなくてごめんなさい…)
かわせみ館長さまがこちらをご覧になり
塗り方を教えてほしい
とご質問いただきましたのでお教えした次第です
かわせみ館長さまも塗り方の説明を載せて下さいましたので、こちらもご参考にお読み下さい↓
https://muuseo.com/kawasemi/items/344
そして
皆様の中にも知りたい方がいらっしゃったかも…?
と思いましたので
駆け足ではございますが
まずはマジョーラカラー風塗装についてご説明いたします
ドライブラシ技法を使いますので、消しゴム塗装におけるドライブラシの使い方、同時にご参考になさって下さい↓
左から順番に塗りますと、このようなマグネドンが作れます↑
かわせみさんには、ドライブラシの練習を兼ねて、でしたので
最初から全てドライブラシ塗装でお教えしましたが、一層目のメタルバイオレットはベタ塗りでも構いません
ベタ塗りとドライブラシの使い方
の違いは日記後半で説明します
筆はタミヤでなくても構わない
とご説明いたしましたが
このように↓

かわせみさんご持参の筆から
硬そうな毛質のものを使い、毛を半分の長さにカットして使用してもらいました
新たに買わなくても大丈夫な例です
一回のドライブラシで
このくらい塗れました↓

とりあえず全面塗ります↓

未塗装部あり↑
一層目の下地は、仕上がりを左右します
色んな角度からよく見て、消しゴムの色が消えるようにしっかり塗って下さい
色を重ねていきます
このように、筆をモールドに対して垂直に当てる、のではなく✕↓
モールドに対して平行になるように○
当てて擦ります↓
自由に好きな色を重ねましょう
筆を寝かすことで、一番奥の層には色が入らないのがお分かりになりますでしょうか↓
ゴールドを凸部にお好きなだけ↓
メタルイエローを先端に↓
写真では分かりにくいのですが、この一色を塗ると、映えますよ…
いつものパウダーシュガーを塗りまして↓

綺麗になりました↓

今朝、改めて見てみて
もう少し赤みが欲しいなと
マグネドンらしく赤い角にしたいなと
ドライブラシはあとから軽く色を乗せたいときにも便利です
目も燃えてる感じに極細筆でチョンチョン↑
できあがり↓

マグネ・ド・マジョーラ 完
https://muuseo.com/ReireiPaintArt/items/619
■ベタ塗りとドライブラシ
あくまでも消しゴムを塗るなら
という観点で
私なりの意見を記載します
ベタ塗りだけでももちろん楽しめます
必ずドライブラシをしなきゃいけない
ということではありませんが
仕上がりが違いますので使ってみて欲しい
と思ってます
半分ずつで4色ほど塗ってみます
一番奥に来る影になる色から塗ります
まだ両方ベタ塗りです↓
左…ドライブラシ
右…ベタ塗り
ご覧のように
ベタ塗りでは細かな表現がしにくいです
また、塗装膜が一層ごとに厚くなります
ドライブラシが難しい方は
ベタ塗りでもよいです
その場合は、細い筆などサイズ違いを用意し使い分けますと、だいぶ塗りやすいかなと思います
出来そうな方はぜひドライブラシにチャレンジしてもらいたいです…
■注・ダダをダダのカラーそのまま、に塗りたい方は、こちらに付いたコメントも参照にして下さい。
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■塗料を薄めますか?
粘度に関しましては、塗りやすさ、が個々にあるかとは思いますが、基本的に薄めなくて大丈夫な場合が多い、と考えて下さい
下地などベタ塗りする場合は、やや緩めの方が塗りやすいので、少し薄め液を足し緩くする場合もあります
注意としましては、瓶の中に薄め液を入れる際、直接ですと必ず入れ過ぎてしまいますので、スポイトで数滴ずつ混ぜながら、もしくは、別の塗料皿にて、使う分だけ薄める、方がよろしいかと思います
緩すぎてしまった塗料の粘度を濃くするのは意外と大変ですので、直接塗料瓶に薄め液を入れる際はご注意下さい
ドライブラシを使うことを前提にお話させていただくなら、塗料は薄めない方が断然良いです
薄めるイコール溶剤が多い
ですので
色の層を重ねていく時に
溶剤が多い塗料を付けたブラシで擦りますと、その前に塗装した面が溶けて流れます
(敢えて下の層を溶かしながら塗る方法もありますが、ここでは基本のお話、とさせて下さい)
ですので、せっかく塗りました層を守る為には、緩過ぎる塗料は失敗する可能性が高まります
緩い塗料を使う時は、ドライブラシの力加減も緩めて下さい
また、逆に、塗料を筆に取り糸を引く、または、垂らして落ちた塗料の模様が残るようですと濃すぎます
その時は少し滑らかになるように伸ばす必要はあります
今までの経験から
塗料は買ったばかりのものでも、色により粘度が本当にまちまちで、分離しやすいオイリーなものから、ある程度の粘度を保ったままで使いやすいものや、すぐに濃くなってしまうもの…
色々ありました
なので、一概にこの色はこう、とアドバイスできないので申し訳ないのですが…
筆に取りティッシュに当てた時に、ティッシュが切れる、ようなら硬いはず
とか
塗料瓶を傾けた時に流れない、ようなら硬いはず
とか
そんなイメージ、で伝わりますでしょうか…??
以上
またご不明点ありましたら遠慮なくどうぞ
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