アントヒルガーネット(Anthill Garnet)

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まさに深紅と呼ぶに相応しい、深い赤色のアントヒルガーネットです。
本当の名前はクロムパイロープガーネットで、アントヒルガーネットは通称となります。

蟻が蟻塚を作る際に、邪魔者として掘り出されたものがこのクロム入りパイロープガーネットだったことから、蟻塚ガーネット、つまりアントヒルガーネットと呼ばれるようになったそうです。

クロムが入っているためかかなり黒っぽい赤で、ライトで照らすと真っ赤に輝きます。
派手では無いからか、高貴な雰囲気で気品があります。

角度によってはロードライトガーネットともまた違う独特の赤紫が見られます。
見慣れるとその色でアントヒルだと分かります。

こちらの石には入っていませんが、針のような虹色のインクルージョン(レインボーニードル)が入ることがあり、それが入るものは値段が上がります。

他のガーネットに比べて希少性が高く、値段が高いため、あえて買おうという人は少ないみたいです。
ネットショップだと少々高かったので対面販売で安めのを見つけて購入したのですが、店主さんに「マニアックっすね」と言われました。
赤色のガーネットとしては一番希少なのではないでしょうか。

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